ロイヤル・プレコ(+博物画)な研究・その8 | 南米・鳥獣虫魚・探遊

ロイヤル・プレコ(+博物画)な研究・その8

サンダーロイヤルプレコ


ブームが大発展したプレコ・メソ期も終焉が近づいたころ、オレは熱帯魚輸出の本拠地をベレンからクイアバに移した。ここは、マット・グロッソ州の庁所在都市である。同州の北部には、アマゾン南岸に流入する支流の源流がある。もっとも至近にアプローチが可能なのは、タパジョース河水系である。アラグァイア・トカンチンス水系、シングー水系のロイヤルを制覇したオレは、この水系での出現にも期待した。大いなるアマゾンの女神は、それに答えてくれた。



タパジョース河水系


クイアバから400km強ほど北上すると、シノッピ(SINOP)という地名っぽくない都市がある。Sociedade Imobiliária Noroeste do Paranáの略称で、まあ「北西パラナ州・不動産会社」。ブラジル内国移民が盛んに行われた60年代から70年代、この街をマット・グロッソ州に設立するにあたってそういう会社が音頭をとったことに由来する。内国移民の出発地となったパラナ州ってのは、白人系の美人が多いところで、シノッピも可愛い子ちゃんが多い。



ミス・シノッピ2012のファルナンダちゃんは、ミス・マットグロッソにもなった


サンダーロイヤルを捕獲したのは、シノッピに近いテレス・ピーレス河(タパジョース上流)の岩場だった。ライン模様に特徴があるけど、色調はややオレンジロイヤルに似てるかも、と思った。今の熱帯魚界では、ゴールデンサンダーロイヤルなんても呼ばれる。小型個体は、シノッピ・ロイヤルの名称が一部に使われた。



Panaque armbrusteri
として記載された模式標本


2011年に記載されたパナケ・アルムブルステリは、タパジョースが模式産地だ。アンデス斜面のパナケ・ニグロリネアータスとは、歯の形状で区別したとされている。



サンダーロイヤルプレコ


サンダーロイヤルの特徴は、まずかなりオレンジ黄色っぽい体色。ラインの形状に微妙な特徴がある。体側にあるラインのいくつかが、真っ直ぐでなくてギザギザ風になる傾向だ。サンダーロイヤルは、オレさまが造語した和名だけど、感電マークをイメージした(笑)のが所以である。



感電マーク


学名は、 Panaque armbrusteri でいいんだと思う。最近は、テレス・ピレスよりずっと下流のほうで採集されたものが熱帯魚界に流通しているようだ。



サンダーロイヤル博物画


それでは、新作のイクチオロジカル・アート・イラストを紹介しよう。写真2Lのサイズで描いた。額の部分は、PC合成イメージである。


続く


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