1.コロソマ属 | 南米・鳥獣虫魚・探遊

1.コロソマ属

コロソマ属(Colossoma spp.)


コロソマ属は、アマゾン地方で最も重要な食用魚の一つであるタンバキー(ブラジル名)を含む。


南米・鳥獣虫魚・探遊
タンバキー(ブラック・コロソマ)


タンバキー(コロソマ・マクロポムン:Colossoma macropomum)は、最も巨大になるカラシンの一つで、30キロ以上に成長できる。スペイン語圏では、ペルー・アマゾンでガミタナ、オリノコ流域でカチャマと呼ばれる。日本では、ブラック・コロソマと呼んでいる。アマゾン地方、オリノコ地方の大きな河川系に広範囲に分布する。


若魚は、ピラニアなどの同サイズの魚の魚群に混じって湖沼で生活している。これはモノの記述に、「ピラニアに擬態している」と、しばしば、断定的にえらそうに書かれている。けど、グランデ・オガワの観察では、必ずしも肯定できない。と言うか、かなり怪しいと思う。なぜなら、擬態ってのは、「弱者が強いヤツの真似する」、という因果関係が必要なのに、若コロソマは、ピラニア群の中にあって、牙男くんに負けている気がしないからだ。このサイズのコロソマは、かなり魚食もする。その証拠にルアーを投げるとピラニアに負けない勢いで飛び出してくる。彼らが一緒にいるのは、共同事業の一環(共生)だと思う。すなわち、魚群量を増やしたほうが、エサ捕りなどに有利に働くから、とオレは見たい。


タンバキーは、大きくなるにつれ、彼ら独自の群れをつくる。かなり広範囲にミグレーション(移動)もしている。アマゾンの最下流部(マラジョ島周辺)の広大な本流も回遊している。しばしば熟れたヤシの実などの成っている岸辺の樹木下に居つくから、植物(果実)を盛んに食っているのは間違いない。しかし、大型がベジタリアン専科という訳でもない。その証拠に、魚肉の切り身でもたまに釣れる。ルアーでは、ほとんど大型は釣れないみたいだ。


南米・鳥獣虫魚・探遊
タンバキー・アッサード(焼きタンバキー)は、野生物ならたいへん美味しい


巨大化したタンバキーは、たいへん太る。肉にたいへん脂が乗る。特に肋骨の肉脂がスゴい。最良レシピは、グレリャーダ・デ・クステイラ・デ・タンバキー、すなわちタンバキーのスペアリブ炭火焼き。過多すぎる脂が遠赤外線でポトポト落ちて、肉の味を最上級に仕上げる。


昔のアマゾン地方のタンバキー焼きは、どこでもたいへん美味しかった。しかし、現在、市街(例えばマナウスなど)のレストランで食うものは、かなり泥臭い。理由は、養殖ものだからだ。しかも、魚は後述するタンバクーかタンバチンガだ。グランデ・オガワが考えるに単に飼料の問題ではない。おそらく集約飼育してる池の水質。はっきり言って、野生モノに慣れたオレは、まったく食う気がしない。旅行ガイド本に「美味しい」と書いてあるかも知れないけど、やめたほうが無難。


アマゾン猛魚・頭骨博物館

http://amazonfishing.blog134.fc2.com/blog-entry-81.html

グランデ・オガワとアマゾンの猛魚を釣ろう!

フィッシング隊員募集中

http://amazonfishing.blog134.fc2.com/blog-entry-72.html