社会に出て、これだけいろんな人を見てると
人を見る目も肥えてくるもの。


センスの問題ではない。
マナーと言ってもいいかもしれない。



電車の中。
上司と思われるおじさまと
たわいのない話している女性。

女性は30代後半か。
よく通る声だ。


突然誰かの携帯が鳴る。


「あっ、私だ。」

とおもむろにカバンをまさぐるその女性。


当然、上司との会話も中断。


………


常識的な女性、
いや社会人だったら
「失礼します」の一言くらいあるだろうっ!


そもそもメールの着信だったら、
後で確認しろ!


目上の人に気をつかわせる程に大事な用件かっ!?


「若くないからメール早く打てないんですよね。」

と言いながら返信を打つ女性。


苦笑いをして女性の作業を待つ上司。


メールをようやく打ち終わると
何もなかったかのように
たわいもない話が再開した。


………


携帯電話はいろんな意味で
人を映し出すもの。

単なるマナーの問題だけではない。


公共の中での問題だけではない。


センスや
人格、
品格をも映し出すことがある。

人のふりみて
我がふり直そう、か。



つづく