日本人よ!/イビチャ・オシム
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昨年買っていた本。時間がなかなかなくてこないだようやく読み終えた。

読んでいるときはすごく興奮というか、感嘆していた。

この本が2007年の6月に発行されているわけだけど、今読んであぁと思わされる。

例えば、Jリーグのチームについてふれ、海外強豪クラブとのマジな試合がないと。

AFCを勝ち抜き、クラブw杯に出ることが重要だと。そして、昨年まさにREDSがそれを成し遂げ、

課題にぶつかった。本当に物事を正確に捉えているというか、ある意味預言者的な部分があるのかも。

彼の言葉でもあり、この本の文章でいいなと思ったのがいくつかあるけど、物事を正確に捉えるという意味で、次のような事が書いてあった。

私の言うリスペクトとは、「すべてを客観的に見通す」という意味である。すなわち、「客観的な価値を見極める」ということだ。またリスペクトとは、すべての相手をノーマルだと評価することでもある。


他にもいろいろ良いオシム語録があったので最後に抜粋したいと思う。


オシムは言葉のファンタジスタであり、最高のパサーだ。言葉言葉に人々は魅了される。

と同時に、考えさせられる。それはかつて中田英寿の得意とした、早くて正確な“強い”パスでもあり、

スペースを狙った華麗なスルーパスでもある。つまり、考えさせられるパスなのだ。

常々、「水を運ぶ」というフレーズが使われていたが、あるサッカー解説者が言うには中盤でボールを運べる選手を表すと。しかし、実際は違った。ピッチに立つ11人全員が「水を運ぶ、運べる」選手でなくてはならない。それはつまり責任を意味し、責任から逃れない選手を意味しているのであった。


もうひとつ、意外だったこと。オシムが、日本のいわゆる「ブカツ」を賞賛していたこと。

子どもたちのサッカーは美しいではじまるこの部分でオシムは日本の高校の部活スタイルをすごく褒めていて、

世界的にみても優れたシステムであると述べている。なるほど、クラブにとっては移籍金も育成費もかからない、でいて優れた選手を獲得できる。俺は高校サッカーというものにあまり詳しくないけど、現在やっている大会をみるとなかなかレベルが高いなと思うよね。欧州の模倣もいいことだけど、それではただの模倣にしかならない。


もっとオシムの本を読みたいと思ったし、サッカーを見る目が少し変わった。


<オシム語録From『日本人よ!』>


人と異なるものを追求していけば、いつかその異なるもので、他人が持っていて自分が持っていないものを、埋め合わせる事が可能になる。

多く長く信じてきた分だけ、人は戦うことができる。

教育とは、実は人を硬直させるものである。

責任のための責任は、ミスの温床となる。

沈黙もまた音楽だ。