アマゾンの秘境ジュルア ジャングル編
朝6時、舟のエンジン音が静かになった。
どうも、目的地ジュルアに到着したようだ。
コーヒーとパン。クラッカーで朝食を済ませコミュニティまで歩いてゆく。
みんな自分の荷物を持って、もてない荷物は一緒に行ったスタッフの人や村の人が運んでくれる。
さあ、これからジャングルに行くぞ。
みんな、血気盛んに意気込んでいた。
2キロくらいなら。
川沿いの村の犬もお出迎え。
ところが、道はあるといえどもジャングルだ。
結構険しい。
休憩中のラグーン
休憩中に「後どのくらい?」と聞くと驚きの答えが返ってきた。
後2時間かかるという。
どうも、普通に歩いて2時間かかるのだそうだ。
我々の足だと何時間かかるかわからないとのこと。
とにかくめげずにみんな頑張って歩いた。
村への通り道だ。
そして、二時間半後目的地のコミュニティに着いた。
コミュニティに教会。
みんな良く頑張った。達成感は十分あった。
お疲れ様でした。
これから3泊4日のコミュニティの生活が始まります。
とにかく一休み。
村の番犬ブルーシーも快く迎えてくれたようだ。
その日のジャングルに沈む夕日は、我々の疲れを癒し、これから送る神秘現象を暗示するように見えました。
アマゾンの秘境ジュルア 舟編
イピスナからチャーターしrた舟に乗ってジュルア川を下る。
舟は2階建てでキャビンが6部屋あるこちらでは豪華な舟だ。
キャビンには2段ベットが設置されており我々はそのキャビンにねた。
ほかの人は、1階のデッキにハンモックを並べるようにつってそれに包まるように寝ていました。
イピシュナからジュルアまでは直線距離では100キロほどだが、乾季のため川は蛇行して距離が数倍にもなっている。
したがって、目的地までは夜通し走って12時間ほどかかるとの事。
夜のアマゾンを満喫しながらの船旅もおつなものだ。
午後6時舟は、ジュルアに向かって出港した。
まずは、夕食だ。
日本から重い思いをして持っていったそうめんをゆでて食べた。
みんな久しぶりの純日本食の味にほっとしている。
美味しかった。
完食だ。
夕食後思い思いの行動でみんなベッドに入っていった。
新月の夜の船旅。
ロマンチックなのだが、我々に、これから起こる難題が降りかかってくる事になる。
アマゾンの奥地に突入
国境を無事越えた我々は、リオブランコのホテルで一泊した。
リオブランコは大きな町で、銀行もある。
昨日までペルーにいたので、通貨が変わる。
ペルーはソル(約30円)。
ブラジルレアル(ポルトガル語ではヘアイス(約60円))、今後の必要金額をレアルに換金した。
次に、必要なものがGPS。
今回、ジュルアのコミュニティに向かうのだが、Xポイントはジュルアの近くでジャングルの中だ。
座標はわかっている。南緯6°47′32″ 西経71°2′58″だ。
GPSで場所を確認しなければ、絶対に判らない。
町で探すこと30分、飛行機用のGPSを手に入れた。
荷物をアマゾン用の荷物だけにして大きなスーツケースはホテルに預ける。
6人乗りのセスナには大きな荷物が載せられないからだ。
持って行った日本食の材料と調味料を持って、さあ、出発だ。
リオブランコの空港までは車で約20分、空港に着いた。
空港で待っている間食べたブラジルのチーズパン、パンコンケージュは美味しかった。
飛行機は一路クルゼイロ・ド・スルへ。
クルゼイロは十字架、スルは南の意味。
ここはまさしくアマゾンのジャングルの中にある町だ。
川の周辺に広がる町は意外と大きい。
スパーマーケットも品揃えが多いし、人通りも多い。
ここからは、6人乗りの小型機セスナでさらに奥地のイピシュナまで向かう。
イピシュナでチャーターした船が待っている。
H氏は飛行機が苦手。
ナスカでも固まっていたが、彼にとっては最大の難所だ。
6人しか乗れないので、半々に分かれての移動となった。
イピシュナまでは片道30分。
先発隊が出発した。
その中には、H氏がいた。
後は想像にお任せします。
上空から見るアマゾンは見渡す限りジャングル。
木がないところは、牧場になっている。
また、ところどころ煙が見える。
焼畑農業をしているようで、森に火をつけ焼いている。
乾季のこの時期、いたるところで立つ煙に少し心が痛みます。
5時30分。
全員イピシュナに到着。
空港には飛行機が珍しいのか見物の村の人たちがいっぱいでした。
我々を歓迎しているかのようでした。
船では先発隊が寛いでいて、我々を迎えてくれた。
さあ、これから12時間の川下りだ。
12侍間、ジュルア川を下り、いざアマゾンの秘境ジュルアに。