気づいた時には深刻だった / マスク依存症の実話 / Mask Dependence | 私と流れる時間の記録

 

こんにちは、こんばんは。

 

これは私が仲の良い後輩と雑談をしている時の話です。

彼は職業柄マスクの着用が必須になっています、といってもほとんどの方が該当するでしょう。その中にはもちろん正直もうマスクなんて必要ないと気づいている人もいるわけです。

 

先日彼はショッピングセンターに買い物に行きました。ですが到着してからマスクを忘れていたことに気づきました。先ほどまでマスクをもってきていると思っていたので普通でいられた精神状態が、マスクを忘れたと気づいたとたん周囲の視線が気になって普通の精神状態じゃいられないことに戸惑ったと言います。

 

彼が買い物に行って最初に買ったものは何だと思いますか?

 

そうですマスクです。

私もその話の途中で突っ込みを入れましたが、自分でもその行動をしていることのやばさに気づいたと言います。一斉に外せるようになればと言う人が多いですが、それというのは完全受動的で政府やメディアが明日から全員マスクなし生活と宣言しなければ一生外さないというのと変わりません。

 

最近徐々に地元でもマスクをずらしている人が多くなったのは事実ですが、人から見える場所にマスクがある状況では意味がないと個人的に考えています。それは精神的に逃げ道を作っているからです。

 

例えば最寄りの駅から自宅までマスクを外して帰ろうと決めます。

大体の人が顎にずらす、その次に腕につける、手に持つ、この3つのパターンがほとんどだと思います。

 

これはまだ心の中で保険をかけている状態だと思うんです。周囲の人から私はマスクはしているけれども今は外していますという意思表示的なもの。私が外してくださいと言っているのは周囲からどこにもマスクが見当たらない状態を言っています。出来ればかばんに入れる。

 

また、自分が知っている人が多い中では外しているというのもまったく意味がありません。

不特定多数の人がいるなかで外せなければそれは依存症であると言っても過言じゃないでしょう。昨年の夏、正直狂気の沙汰と思わんばかりの気温の中でも、驚くほどマスクをしっかりしている日本人を見て恐ろしくなりました。

 

と同時にもう2年も経っているのでここで外せなければ、精神的にマスクが外せないようになってしまうと危険性を訴えていました。今まだマスクしている人は後輩のように自分が依存症になっていることに気づいていませんし、その精神状況を克服する大変さがわかっていません。

 

ちょっとしたゴミ捨てをする数分でも、私とすれ違った人はマスクを忘れたことに気づき口元を手で隠し道の端っこを気づかれない様に速足でいきました。異常です。

 

小学校でも先生が外してと言っても、外せない生徒が大半なのも事実です。それは昨今問題になっています。多くの生徒が熱中症になってニュースになったのも記憶に新しいでしょう。大人が外せない精神状況にあるのですから、子どもたちにはどれほどのストレスがかかっているのか考えただけでもショックです。

 

誰もが私に言います。言われればすぐにはずせると。

私は個人的には難しいのではないかと思っています。3年間毎日常時続けていたのですよ?

あなたの周りには不特定多数の人がいるのに加え、一斉に100%マスクが外せる環境になることはないと思っています。

 

もしマスクは自由と政府やメディアが宣言したとします。

家から一歩出れば多くの人がいる中で、マスクを外している人が少なかったらあなたはどうしますか?

 

やっぱりマスクをしようという状況になるでしょう。