レソト&日本 国際結婚 手続き編④
Lumelang!
今日は少しお久しぶりの雨です。
午後4時現在、21度。だんだんと寒くなっています。
さて、国際結婚の手続き編、前回からの続き・・・
私の独身証明・・・偽造だと疑われているの?というところからです。
でも、一旦こうなってしまったら、もう何を主張してもだめで。。
内務省の担当者は、
「この手続きをちゃんとしないで、結婚してから、
この日本人に夫がいたらどうするのよ!これはあなたを守る手続きなのよ。」と。
彼を諭してくるそうで・・・笑 まぁ、そらそうか。
さて・・・じゃ、その確認というのは、具体的にどのような手順なのか・・
それを早く進めてもらうように、なんとかできるのだろうか。
彼に、具体的な確認方法内容を確認してきてほしい、とお願い(遠隔指示)を出しました。
彼は、じゃ行ってくる!と足しげく内務省に通います。
そして、内務省担当者は、
「これは外国人のことになるから、この案件は外務省に回したよ。そっちで聞いてくれる?」
ああ、たらいまわし、たらいまわし。よくあることです。
彼はめげずに外務省に向かいます。
外務省担当者が不在のことも多く、こちらも何度も通います。
やっと会うことができて、話を聞くと、
「この独身証明は、在日本レソト大使館へ送って、そこから日本の外務省に確認してもらうんだよ」
待って・・気が遠くなる・・絶対時間かかるやつやん。。
そもそも、外務省が戸籍情報持ってないないだろうし、
ってことはそこから市町村に問い合わせて、またそれを外務省に戻して、
そこから在日本レソト大使館経由でレソト外務省へ・・・っだー!!!
ダメだ!とてもじゃないけど間に合わない!
ということで、また彼にお願い(遠隔指示)
「今すぐ、在日本レソト大使館に連絡して、状況を確認してきて!」
すると、次の日、彼はあっさりと、
「在日本レソト大使と話したよ。」と・・・
私:「へ?大使と直接??」
彼:「うん、ちょうど知り合いが知り合いで、Whatsappの番号教えてくれてん。」
私:「まじか、恐るべし、レソトコミュニティ。 で?どうだった?」
彼:「それが在日本レソト大使館、今家賃滞納中で、オフィス使えなくて閉館中なんだって。」
私:「・・・・・」
彼:「今月いっぱい、開館の見込みがないらしい・・」
さすがですね。予想を軽く超えてくる・・・
まぁ、これでちょっと逆に私の心もなぜか落ち着き、
レソト側の提示する方法でダメなのであれば、こちらから方法を提案したろー!
と思いました。笑
というか、むしろ発行元である、在タンザニア日本大使館に確認してくれたら、
それが一番はやいじゃん!という私のまた勝手な思いつきを彼に伝え、またまた遠隔指示。
「レソトの外務省に、在タンザニア日本大使館へ直接確認とってって伝えて!」
もはや、無理くり・・・でも彼はめげずに外務省に出向く。(まじでえらい)
私:「どうだった?」
彼:「レソトの外務省が、まったく関係ない在外公館に直接連絡しちゃいけない決まりなんだって。。」
私:「それで?」
彼:「レソトの外務省⇒在南アフリカ レソト大使館⇒在南アフリカ日本大使館⇒在タンザニア日本大使館の流れで連絡してくれるんだって。」
私:「おお、そうきたか(笑)」
レソトには、日本大使館がなく、南アフリカ(南ア)の日本大使館がレソトを兼轄しています。
なるほどー、国同士の付き合いも色々とあるんだろうな。
それをごたごた行っても仕方ないか・・じゃ、それで一旦待ってみよう。
約2週間経過・・・在南ア レソト大使館からの音沙汰なく・・
こらだめだ。。遂にもう9月下旬・・届出の最終時期に来ている。。
では、最終手段!ということで、またもや彼への指示・・
「レソト外務省から在タンザニア日本大使館に直接連絡とれないなら、
在タンザニア日本大使館から直接レソト外務省に連絡してもらうようにするわ!
レソト外務省の担当者の連絡先を教えて」
ということで、最終的に私が在タンザニア日本大使館の担当者にお願いして、
レソト外務省担当者宛に、発行した独身証明・出生証明が本物だという旨のメールをしてもらいました。
(日本大使館の方々、本当に心優しい・・・)
そこから一週間、またもや動きなし。
彼から再度レソト外務省担当者へ、確認。
彼:「先日、タンザニアの日本大使館からメールが行ったと思うのですが・・・」
レソト外務省:「え?返信したけど。」
彼:「え・・返事来てないみたいだけど、そのメール、僕に転送してくれる?」(ファインプレー)
レソト外務省:「いいよー」
彼の頑張りもあり、やっとこさ、レソト外務省担当者からの返信メールを確認したところ、
案の定メールアドレスを間違えていた・・そら届かないはずだわ。
でも、そこには、
「本物だと旨を書いたバリデーションレター(日本大使館の署名捺印済み)を書いてくれれば、それで受理します」
と書いてあった!!!
やったー!!!(泣)
ついに・・糸口が・・
あわてて、在タンザニア日本大使館へお願いする。
私:「そんなことって可能ですか?」
日本大使館:「いいですよー」(快諾!!さすが安心・信頼のジャパニーズ!)
さっそく日本大使館から、そのバリデーションレターをレソト外務省へメールで送っていただきました。
その原本は、私がレソトへ行くときに持参し、
10月25日の婚姻承認日までに原本を提出すれば、OKということで、
遂に、婚姻手続き書類一式、無事受領されました!!!!!パチパチパチ
でも、冷静に考えたら、普通書類の発行元が、バリデーションレターを出しても意味ないんじゃ・・・
という考えがよぎりましたが、それが正しいかどうかではなく、
手続きが進むかどうかが、一番大事!
とにもかくにも、無事、9月末に私の独身証明が受理され、
10月25日の婚姻承認会に間に合うことになりました。
今回は、あれこれとこちらから提案しながら、
彼が粘り強く、そして、機転をきかせて、交渉してくれたのが勝因でした!
やはり、待っていたのでは何事も始まりませんね。
でも、まだもう一つ別の小さな波がやってきます。
つづく・・・