義母が「おふどうさん」という神様にハマったのは、義母の実家が信仰してたから仕方なかったのかもしれません。

 

 

 

 

でも、義母から「昔、付き合ってる人がいたけど、おふどうさんのお告げに従って義父と結婚した」って話を聞いた時には、びっくら仰天しましたけどね滝汗

 

「ほんとは付き合ってる人がいたのに、おふどうさんに言われたから仕方なくお父さんと結婚したのよ。

 

だってそれを断るってことは、家族とも縁を切るってことでしょ。

 

でも、結婚した義父はあんな感じでね・・・」

 

って、義母は昔話してくれたけども、一切共感できなかったよ。

 

いやー、ほんとに好きな相手だったらおふどうさんや親を説得してもよかったのでは?

 

それをしないと決めたのはあなたですよね・・・。

 

おふどうさんのいう通りに義父と結婚して、義母は幸せだったのかというと、そうでもなかったんだって。

 

義母は何でも義父の言う通りにし、耐えて耐えて耐えて苦労して苦労して苦労してきたらしいです。

 

私からすると「言うこと聞かなければいいじゃーん」と思うけど、義母にとっては旦那様を立てることが妻の務め、みたいな感じでした。

(昭和の人だから仕方ないか)

 

 

 

義母の行動パターンはほぼ、「人がああ言うから、人がこう思うから、世間がこう思うから」で構成されてました。

 

「だから仕方なくそうするしかないのよ。」

 

 

旦那が小さいころから、義母は旦那にそう洗脳してきたいみたいです。

 

だから旦那の中では義母は「自分を犠牲にしてまで人のために尽くす人。苦労ばかりしてきたかわいそうな人」だそうです。

 

 

でもなぁ、私からすると義母は全然違った人なんですよね。

 

自分で決めてもめ事を起こしたくないから、人の言いなりになって、何かあったら人のせい、自分は被害者。

 

「言いなりになるしかない私ってかわいそうでしょ?」ってふるまって、子どもたちをコントロールしてきたようにしか見えないんですよね。

 

旦那が実家で敷地内同居をしたかったのも、完全に義母にコントロールされてたから。

 

「私はいいのよ、あなたが幸せならどこに住んでも。私は病気できついし、お父さんは亭主関白でひどいけど、お父さんのめんどうは私一人で見るからいいのよ。」

 

そうやって、旦那は完全に罪悪感を植え付けられちゃってるんですねー。

 

義母、マジうまいわぁ、私は騙されないけどね。

 

 

旦那も、旦那の兄弟も、親戚もみーーーんな義母のことを「いい人」だと思ってました。

 

自分より人のために行動するいい人。

 

(もしかすると都合の「いい人」だったのかもしれない滝汗

 

みんな自分にとって都合のいい人が好きじゃない?)

 

 

でも、義母は私にだけは本性を見せたから、周りがどんなに義母をいい人と言っても私は認めませんでした。

 

義母が私にだけムカつくことを言ったりしたりしたのは、義母がこれまですんごくガマンしてきたからだ、ってこと、私にはわかってました。

 

ガマンしていい人の仮面をかぶってニコニコしてたら、そりゃストレスもたまるでしょうよ。

 

何十年もののストレスが、すごく大きくて硬い石の塊みたいになってたんじゃないかな。

 

そこに、自分と同じ立場の長男の嫁として、私が嫁いできた。

 

自分は義両親と同居だったのに、この嫁は敷地内同居だと?

 

自分は主張せずに全部周りに合わせてきたのに、この嫁はやりたい放題!

 

自分は人から決められた好きでもない人と結婚してこんなにつらい思いをしたのに、この嫁は愛しの息子と恋愛結婚だと?

 

憎い!憎い!許せない!!

 

って感じだったのではないでしょうかね滝汗

 

 

まぁ、私にだけは、すんごく意地悪でしたねー。

 

私はなぜ義母が私に意地悪するのかわかってはいたけど、「それはあなたの問題ですよね?」と思うから、やっぱり好きにはなれませんでしたね。

 

だから、義母の病気がひどくなっても、私は義母に一切優しくできませんでした。

 

淡々と無表情で義務だけ果たしてましたね。

 

 

 

で、義母から学んだことは、やっぱり自分を犠牲にして人のために生きたらダメだなってこと。

 

たまにそんな人いるかもしれないけど、よっぽどの人格者でしょ。

 

ふつうの人は、自分を犠牲にしてたら義母みたいになるわね。

 

私も義母ほどじゃないけど、自分より人を優先してきてたから、それを続けるとこうなるっていいお手本を見せてもらったと思ってます。

 

人から嫌われてもいい、世間から変人と言われてもいい、それより自分の気持ちに誠実に生きよ!

 

キライだった義母が私に教えてくれたことです。