終戦記念日に思うこと | 神社ぢからと寺ごころ

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寺社を通じて教わった気づきを綴ってまいります。
頂いた御朱印も順次公開していきます。
磐座とか陰陽石を探すほうが多くなってきてましたが、最近では街中の小社ばかり回ってる気がします。

終戦記念日に際して、先の戦争でお亡くなりになった方々へ、感謝と鎮魂の意を表します。

今日は終戦記念日関連で思うことを書きますので、いつもは公開時間を変えまして、戦没者追悼式の一斉の黙祷が終わる時刻に予約しましたので、黙祷後にお読みいただければと思っています。

先の戦争ってかなり昔のことのように思えてしまいますけど、終戦から78年しか経ってないんですよね。

復興もさることながら、その後の発展って目まぐるしいものがあります。

さて、毎年この時期になりますと、総理大臣の靖国神社参拝が注目されますが、毎回毎回否定的な意見ばかり放送されて嫌になります。

問題になっているA級戦犯が合祀されてることの解決策として、有識者が分霊したらいいとか言い出します。

でも靖国神社は分霊できないと言う。

神道においての分霊とは、同じものが出来るだけで、元の御霊は変わらないんですよ。
 
当然、靖国神社の回答も同様のものでした。
 
これね。たぶん有識者から聞いて提案したんやと思うんですけど、もっともらしい言葉として分霊や分祀って言葉を使ったのが失敗だったと思いますよ。
 
かっこつけずに、「A級戦犯だけ切り離して」って言えばよかったんですよ。
 
もちろん、靖国神社の言い分としては、そのためのけん制としてかはわかりませんが、ひとつに纏まった御霊から特定のものだけを選別して分けることは出来ないとも言ってます。
 
が、出来ますよね。
 
やりましたよね、明治時代に神社本庁が。
 
神仏分離ですよ。
 
習合と融合は違うものですけど、同時に融合したものも分けて排除しましたやん。
 
神は人が作ったものという定義が、よく分かる事実です。
 
靖国神社は神社庁に所属してませんから、すべてが当てはまるとは思っていませんが似たようなもんでしょう。

法律と同じで、変えることも可能なわけです。
 
また、靖国参拝のことになると、何かにつけて政教分離がどうのって話持ち出しますが、政教分離というのなら、どこの神社であってもあかんってことでしょ?
 
でも政治家にとっては地元の支持が大事なので、地元の祭りに参列しますやん。
 
公明党ですら、地元の神社の祭りに顔出しますよ。
 
神社は宗教法人ですけど、教義神道でない神社は宗教ではないと思っています。
 
 どんどん支持率低下している岸田内閣ですが、岸田総理って歴史に残るようなこと実現させてるんですよ。

オバマ大統領の広島訪問ですよ。

安倍政権での実現でしたが、当時の外務大臣は岸田さんです。

そして、岸田総理になってからは、バイデン大統領の広島訪問も実現させてます。

さらに、原爆資料館まで入館させています。

原爆資料館の滞在時間が短いとか言う人いますけど、現役アメリカ大統領を二人も原爆ドームに立ち入らせたんですよ。

そういう功績があるのだからとは言いませんが、杓子定規に否定するのではなく、もっと総理の言葉を伝えてほしいと思います。