稲毛民間航空記念館に行ってきました。

場所は、千葉市美浜区の東京湾沿いにある、稲毛海浜公園の中にあります。

前回紹介しましたが、稲毛海岸が民間航空発祥地であることから、ここに記念館が建てられたわけですね。

記念館の中には、航空関係の資料がいろいろあります。


自ら製作した飛行機で、国産機初の飛行を成功させた奈良原三次氏。
日本初の民間飛行場を、稲毛海岸に開設しました。

この記念館のメイン展示、奈良原三次氏が製作した奈良原式4号機「鳳(おおとり)号」のレプリカ。

レプリカですが、実際に空を飛んだそうです。


稲毛海岸の航空に関する年譜。


世界の飛行機の歴史。


上の写真は、奈良原三次氏指導のもと、日本の民間操縦士第一号になった白戸栄之助氏。
稲毛飛行練習場で教官を務めました。
鳳号で、全国各地に巡回飛行を行い、日本に飛行機を普及させました。
後に、千葉市寒川に白戸飛行機練習場を開設。
下の写真は、白戸飛行機練習場で製作された「白戸式改造37型飛行機」の模型。
高橋信夫氏の操縦で懸賞郵便飛行大会で優勝しました。


奈良原三次氏の稲毛飛行練習場で操縦士となった伊藤音次郎。
後に稲毛に伊藤飛行機研究所を創立。
写真右上は、伊藤飛行機研究所で製作された伊藤式鶴羽2号。
山縣豊太郎の操縦で、民間機で初めて宙返りを成功させました。
写真右下は、伊藤音次郎が設計製作し、自らの操縦で民間初の帝都訪問を稲毛から行った、伊藤式恵美1型機。


上の写真は、東京‐ロンドン間親善飛行を成功させた神風号の模型。
下の写真は、3日間飛び続け、無着陸世界記録を樹立した航研機の模型。


1フロアの小さな記念館ですが、この他にも色々と資料が展示されていました。
入館無料です。