今回はBリーグ25節から千葉ジェッツと群馬クレインサンダーズのカードをピックアップ。


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ともに大きく成績を上げた東地区同士でワイルドカード争い的にも大きい直接対決はハイスコアゲームになった。



試合


アウトサイドシュートが入らない千葉に対して中でも外でも高確率でバランス良く決める群馬が先行する。


千葉はスミスが出てくると急激にシュート確率が上がり1人で17点取る爆発力から6点リードに逆転して折り返す。


群馬は後半に入るとディフェンスからトランジションの展開から一気に得点して15点リードに逆転して最終Qへ。


千葉はスミスとムーニーが高確率で得点して猛追を仕掛けるが、群馬がペイントで我慢強く得点して9点差で逃げ切った。



チームスタッツ


チームスタッツは3Pが千葉7/31で23、群馬は5/21で24%と確率は群馬で成功数は千葉が上回った。


2Pは千葉が25/42で44%、群馬は33/52で63%と確率と成功数で群馬が大きく上回った。


FG全体では千葉が32/73で44%、群馬は38/73で52%と確率と成功数で群馬が上回った。


FTは千葉が15/25で60%、群馬は14/21で67%と確率は群馬で成功数は千葉が上回った。


EFGは千葉が49%、群馬は55%で効率面でも群馬が上回った。


リバウンドは千葉がOR16本のトータル44本、群馬はOR10本のトータル38本で千葉が優勢だった。


TOは千葉が13個、群馬は7個で群馬はミスが非常に少なかった。


その他気になるスタッツとしてファストブレイクポイントが千葉6点に対して群馬25点。


セカンドチャンスポイントが千葉23点に対して群馬12点。



個人スタッツ


個人では千葉のクリストファー・スミスがシュートやドライブなどでFG85%からゲームハイの33点と4リバウンドで大活躍。


ジョン・ムーニーはカットやミドルなどで17点と8リバウンドに1アシストで貢献。


勝った群馬はマイケル・パーカーがブレイクやC&Fなどでチームハイの24点と7リバウンドに2アシストで活躍。


トレイ・ジョーンズはシュートやドライブからFTも大量に貰ってチームハイタイの24点と2リバウンドに3アシストで貢献。



総括


群馬が千葉のTOから連続得点するなどトランジションオフェンスで流れを掴んでワイルドカード争いで重要となる同地区直接対決を制した。


群馬はブレイクなどイージーな得点が多かったことを示すように2Pは6割以上の高確率で決まっており、TOを7個で抑えるなどシュート以外は申し分ないオフェンスだった。


中でも40オーバーのパーカーは相変わらず年齢を感じさせない走力から効率的に得点する献身的プレイで素晴らしかった。


逆に千葉はシュートが入らなかったのもそうだが、TOが多かったことで3Qの30失点に繋がったのでTOは抑えたかった。


広島戦に続いてスミスが復帰してからハイパフォーマンスを続けており、開幕前の記事でも述べたようにやはりステフェンズよりスミスの方が強力だと改めて思った。


なのでステフェンズが復帰した場合にスミスがいなくなってしまうのは千葉側にとっては戦力低下になりかねず、プレイオフを目指す千葉にとってスミスはステフェンズ復帰までの繋ぎなのかは注目したい。


これで群馬はワイルドカード下位枠にさらに近付き、僅差で多くのチームが並ぶ面白い展開に。


ベンティルの怪我がなかったらと思うと悔しい部分であるが、ベンティルも開幕前の記事で予想したようにオンボールでのプレイが多いというか予想以上にほぼオンボールでプレイしているのが気になる部分である。


ヨーロッパではオフボール中心だったので東京でプレイしたトーマス同様に日本ではオンボールでプレイしても大活躍出来るスキルの高さに驚かされる。


一方でベンティルの1番の持ち味はシュートとカットだと思うので抜群の得点力あるジョーンズやパスを配球出来る並里と辻のいる群馬ではTOの問題もありオフボール寄りでプレイする方がバランス的にも良いのではと感じる部分でもある。


チームが上手くいっているので変わることはないと思うが、ベンティルの今後の使われ方にも注目したい。