今回は久々にBCLからQFゲーム1のウニカハとムルシアのスペインダービーをピックアップ。


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前回からかなり間が空いてしまい、2次ラウンドも終わっていよいよトーナメントとなったBCLだが、8チーム中4チームがスペイン勢ということもあり2箇所でスペインダービーが起きる羽目に。


国王杯でサプライズ優勝を果たしたウニカハはBCLも獲って2冠になるか注目の1回戦。


1Q


ウニカハは3P5割で決めつつFT4/4のパーフェクトで決めるなどシュートを得点源として先行する。


ムルシアは2Pこそ75%の高確率で決めるが、アテンプトの大半を費やした3Pはほとんど不発で抑えられ13点ビハインドで終える。


ウニカハはシマのFT、オンスクリーンからブリズエラの3P、ペリーのブレイクから3点プレイ、ブリズエラのフローターとFT、エジムのC&S3P、ペリーのプルアップミドル、ブリズエラのドライブ、クラヴィッシュのミドル、バレイロの3Pで得点。


ムルシアはプストヴォイのo-boards、アンダーソンのFT、ラドヴィッチのポストフック、トライスのターンアラウンドジャンパー、マクファーデンの3Pで得点。


2Q


ウニカハは大量のFTと高確率のFG順調に得点を積み上げてリードをさらに広げる。


ムルシアはFTこそ8/8で大きな得点源にするが、FG29%でウニカハのディフェンスに捕まりTOも大量に出て18点ビハインドに広がって折り返し。


ウニカハはトーマスの連続ターンアラウンドミドル、バレイロのトランジション3P、オセトコウスキとバレイロのFT、カーターとデドヴィッチのブレイク、デドヴィッチのコーナー3P、エジムのFT、ブリズエラのフローター、ペリーのFTで得点。


ムルシアはイェリネクのドライブとトランジション3P、ディオプのC&F、マクファーデンとラドヴィッチのFT、アンダーソンのフェイドアウェイミドル、プストヴォイのFTで得点。


3Q


ウニカハは3P%こそ3割未満に急落するが、2PFTはパーフェクトで決めるなど少ないアテンプトながら精度の高いオフェンスでリードを広げる。


ムルシアも引き続きFT9/9FTを得点源にするがFGM4本のみでビハインドが23点に広がって最終Qへ。


ウニカハはトーマスのバックダウンからのフィニッシュ、カリノースキの3P、トーマスとクラヴィッシュのポストプレイ、ペリーのOTD3P、ブリズエラのFTとフローター、オセトコウスキのFT、ブリズエラのフローター、シマとデドヴィッチのFTで得点。


ムルシアはプストヴォイの3P、トライスのFT、プストヴォイのポストプレイとFT、トライスのFT、ラティのドライブ、マクファーデンのFT、ラドヴィッチのフローターで得点。


4Q


ウニカハはFG19%にまで急降下し、14本も貰ったFTも半分しか決められないなどガベージタイムということもあり数字が悪化するが貯金が膨大なために痛手にはならず。


ムルシアは3P75%FTも大量に貰うが、2Pが低確率だったのと大量ビハインドを追うにはFT3Pも足りずに16点差での敗北となった。


ウニカハはシマの3P、クラヴィッシュのFTC&F、デドヴィッチのFT、ブリズエラのコーナー3P、クラヴィッシュとシマとカーターのFTで得点。


ムルシアはルーサーの3P、ロジャスとディオプのFT、ラティのドライブとFT、ディオプのミドル、ラティのカットと3P、ルーサーのFT、ラドヴィッチのコーナー3Pで得点。


チームスタッツ


チームスタッツは3Pがウニカハは9/2733%、ムルシアは6/2722%と確率と成功数でウニカハが上回った。


2Pはウニカハが16/3250%、ムルシアは12/2548%とこちらもウニカハが確率と成功数で上回りFGで貯金を作った。


FG全体ではウニカハが25/5942%、ムルシアは18/5235%と両チーム低確率だったが、成功数で大きくウニカハが上回った。


FTはウニカハが24/3569%、ムルシアは25/2986%と両チーム大量にFTを打っており、成功数と確率でムルシアが上回った。


リバウンドはウニカハがOR獲得率22%10本のトータル38本、ムルシアはOR獲得率13%5本のトータル33本でウニカハが優勢だった。


TOはウニカハが10個でムルシアは16個とウニカハは多めに出た。


個人スタッツ


個人ではウニカハのダリオ・ブリズエラがシュートやドライブからチームハイの19点と3リバウンドに3アシストで得点を牽引。


ニハド・デドヴィッチはアタックから得たFT中心に10点と3リバウンドに2アシストなどで貢献。


負けたムルシアはアーテム・プストヴォイが珍しい3Pやゴール下でのフィニッシングなどでチームハイの11点と3リバウンドに1アシストなどで活躍。


ネマニャ・ラドヴィッチはシュートやポストプレイなどで10点と5リバウンドを記録。


総括


開始から終始ウニカハが優勢で余力もたっぷりの実力差を感じる結果となった。


そもそもメンバーのタレント力が大きく離れているのでACBでの成績でも差がある通りムルシアが勝とうと思うとなかなか難しいものがあるかもしれない。


お互いファウルが非常に多く、ムルシアはそのおかげで得点も稼げた上で大差だったのでウニカハのFTを減らしつつFTAと確率を維持しないと勝機は掴みにくい。


今回はブリズエラが得点で目立ったが、ペリーやオセトコウスキにも気を張らなければならないので次戦でウニカハの得点を抑えられるかに注目したい。