今回はイタリアLNAから勝ち越しでプレイオフ圏内をキープしているペーザロと借金状態のサッサリのカードをピックアップ。
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1Q
サッサリが高確率でシュートを決める一方でペーザロはシュートに苦戦するが、代わりにFTを大量に貰って高確率で決めることで得点源にすることに成功し、ペーザロは1点ビハインドで済んで終える。
サッサリはスティーブンスのカット、ジョーンズの3P、ロビンソンのミドル、クルスリンの3P、ジョーンズのドライブ、スティーブンスのドライブなどで得点。
ペーザロはクラヴィッチのポストプレイとFT、ラークマンとモレッティのブレイク、マッツォラの3P、ガドマンドソンのFT、ラークマンの3Pなどで得点。
2Q
ペーザロのシュート確率が爆上がりしてサッサリの確率が下落するなど対照的となり、FTの機会を無駄にしたサッサリが4点ビハインドに逆転されて前半終了。
ペーザロはラークマンのFTに2本の3Pとブレイク、チータムの3P、レオナルドのカット、チータムの3P、ラークマンのC&F、ガドマンドソンのフローターなどで得点。
サッサリはディオプの連続C&F、ジェンティーレのミドル、クルスリンの3P、トレイアーのミドル、ジョーンズのFTとミドル、ロビンソンの3Pなどで得点。
3Q
再びサッサリのシュートが良く決まり、ペーザロは2PとFT中心に加点していくなど互いに終盤で8-0のランと9-0のランを出す一進一退の展開でサッサリが1点ビハインドにまで詰めて最終Qへ。
サッサリはベンドジウスの3Pとジョーンズのプルアップミドル、ロビンソンのブレイク、ジェンティーレのFT、クルスリンの3P、ベンドジウスのカットと3Pなどで得点。
ペーザロはチータムのミドル、ヴァシレイオスのフェイドアウェイ、モレッティのFT、チータムのブレイク、ラークマンのミドル、ヴィスコンティの3Pなどで得点。
4Q
追いかけたいサッサリなのだが、このQわずか11本のアテンプトに留まり確率も3割を切る低確率となりペーザロも低確率でチャンスだったのを活かせず、終盤に7連続得点が出ても追い付くには至らず敗戦となった。
ペーザロはヴィスコンティとマッツォラの3P、クラヴィッチのFHOドライブとポストフック、ヴァシレイオスの3P、クラヴィッチのポストプレイなどで得点。
サッサリはベンドジウスの3P、ロビンソンのアリウープと3P、ベンドジウスのドライブ、ロビンソンの3P、ベンドジウスのFT、ジョーンズのブレイクなどで得点。
総括
両チームともにアウトサイドシュートの確率が素晴らしかった。
負けたサッサリもアウトサイドシュート以外でも攻守ともに悪いものではなく、むしろペーザロよりも上手く展開させていた部分も多く見られたのだが、FTの精度で勝てる試合を落とした印象。
チームスタッツは3Pがペーザロ11/28で39%、サッサリは11/22で50%と両チーム同じ成功数で確率も高かったが、サッサリは特に凄まじい確率だった。
2Pはペーザロ15/31で48%、サッサリ16/37で43%とどちらも確率が低かったが、サッサリが成功数で上回っている。
FG全体ではペーザロ26/59で44%、サッサリ27/59で46%とお互い同じかつ少な目のアテンプトからほぼ互角と言える結果だった。
勝敗の分かれ目になったFTではペーザロ16/20で80%と見事な確率だった一方でサッサリは8/17で47%と異常な低さであり、成功数はペーザロの半分と勿体なさすぎた。
リバウンドはペーザロがOR獲得率36%で12本のトータル39本、サッサリはOR獲得率28%で9本のトータル32本でペーザロが優勢だった。
TOはペーザロ13個でサッサリ12個とほぼ互角だった。
個人ではペーザロのラークマンがシュートやドライブを高確率で決めてチームハイの26点と3リバウンドなどで得点を牽引。
クラヴィッチはポストプレイやオフボールでの合わせから12点と7リバウンドで貢献。
負けたサッサリはベンドジウスが3P4/5など好調なシューティングでチームハイの16点と4リバウンドを記録。
ロビンソンはシュートやドライブから15点と3リバウンドに2アシストで貢献。
これでペーザロは貯金を増やしプレイオフ圏内をキープした一方でサッサリは借金が増え下位のままで依然厳しい状況。
リーグ全体で見ればユーロリーグ参加組のボローニャとミラノは流石に別格のロスターを揃えているだけあって上位を独占しており、特に冒頭リンクLBA記事で優勝予想したボローニャはここまで今季負けなしの全勝と好調。
このまま順位をキープしてボローニャが優勝してくれることを期待したい。