Bリーグ開幕前シリーズ第10弾は群馬に続いて個人的注目チームの名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。
昨シーズンの名古屋はオールラウンドフォワードのライオンズ、シュートとダイブの上手いエアーズ、ポストゲーマーのJBと強力な外国人を揃えたもののプレイオフに出られず悔しい結果となった。
チームとして3Pの試投数、成功率ともに高くアシストの多さからも作戦として多投しているのだろう。
ゲームメイクの上手い齋藤の組み立てから狩野、張本を筆頭にライオンズ、エアーズ、安藤そして齋藤自信も確率良く3Pを決めてリーグ3位の成功率を誇った。
インサイドでもJBのポストアップ以外にも齋藤のレイアップなど決定率が高く、ペイント内成功率リーグ2位、FG率も4位と高順位。
FT成功率もリーグ1位と優秀なものの、FT試投数では中位なので試投数上位チームと同じくらい打てていればもっと得点が伸びたかもしれない。
その他チームスタッツは中位のものが多く、ここがダメというよりは全体的にプレイオフまであと少し足りなかった印象を受ける。
そんな名古屋はHC交代とともに外国人を総入れ替えする大胆人事を行った。
クラークはシュートの上手いフォワードでジャブステップやオフ・ザ・ドリブルから3Pをガンガン狙ってくる。
キャッチ&シュートも確率高く、FTもキャリアで8割を超えており、ドライブやシューティングからFTをもらっての加点が期待できる。
昨シーズンは例年の倍以上アシストを記録しており、日本でもアシスト出来るようだと心強い。
イーサトンはヨーロッパで大活躍したビッグマン。
ダイブやカットが非常に上手いので齋藤、伊藤のプレイメイカー2人との連携から大量得点が狙えるだろう。
オンボールでもポストプレイやドライブを仕掛けたりするのでペイント内ではなかなか止めにくい。
リバウンドとFTを獲得するのも上手く、FT確率面でもビッグマンでプロ入り後キャリア75%以上をキープしているのはすごい。
最後の外国人は三河でプレイしていたウィティングトン。
オフボール中心でカットやシュートから得点出来るビッグマンで、三河の時のような高効率でプレイ出来ればかなりの脅威になるはず。
日本人では伊藤、須田が加入。
須田は3&Dとして優秀であり、多くのチームが獲得に動いてたとしてもおかしくない選手だと思っていたので名古屋にとって安藤との実質トレードは得だったのではないだろうか。
名古屋の注目選手はイーサトン。
ウィティングトン、クラークともにシュートが上手く、スペースが広がればイーサトンがインサイドでプレイしやすいので持ち前の得点力を発揮するだろう。
ロールマンを操るのが上手い齋藤とイーサトンのP&Rは名古屋のハーフコートオフェンスにおいて大きな武器になるに違いない。
個人的に今シーズン日本初の外国人の中でもイーサトンはトップクラスに活躍すると思っているので期待したい。
名古屋の外国人編成は3人の組み合わせがかなりバランスよく見え、タレント力でも東京に次ぐ充実ぶりだと個人的に思っているので地区枠でプレイオフ進出と予想。