西日本新聞より


うきは市食育推進係が編さんしていた、各家庭に伝わる料理やお菓子、行事食など地域色豊かなメニューを集めた冊子「伝えたい うきはのごはん」が完成。

3月15日から販売する。

 

食は、そこに暮らす人と自然とのかかわりのなかに、長い時間かけて文化として築かれたもの。


核家族化や共働き世帯の増加などで外食化が進み、家庭で「おふくろの味」の継承が途絶えつつあるとして冊子出版を企画。2008年9月に市職員や婦人会、市郷土会など12人で編さん委員会を組織した。

 

60品目のリストの中から、特産の流川レンコンを使った「ほっこり煮」や、なべやき(ふなやき)など38品目を選定。同年12月から取材を開始した。


各家庭まで出掛けて実際に料理を作ってもらい執筆。料理写真は市文化協会写真部に所属する編さん委員が撮影した。


 冊子はA4判40ページで初版3千部を印刷。1冊500円。同市役所企画課や市立図書館、市公民館、市生涯学習センター、道の駅うきはの計5カ所で販売するほか、郵送(送料240円)でも販売する。


 同市食育推進係の瀧内伸章係長は「詳しく作り方を載せているので、2、3品でも作ってもらいたい」とし、市働く女性の家でも6月からレシピを使った料理教室を開く。同係=0943(75)4984。

=2010/02/27付 西日本新聞朝刊=