宝晶です。

 

 

 

今年は、サロンでクリスマスのイベントも

 

AFP(Art of Feminine Presence)のクラスも

 

開催できず寂しい・・・(T . T)

 

 

 

なので、

 

サロンのクリスマスのデコレーションとサンタ帽で

 

気分だけは《クリスマス感》増し増しです!

 

 

 

 

 

 

ちょっとよろしいかしら?

 

 

 

「環世界」って、知ってますか?

 

 

 

 

環世界とは・・・

 

 

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すべての動物は、それぞれに種特有の知覚世界をもって生きており、

 

その主体として行動しているという考え。

 

ドイツの生物学者・哲学者のユクスキュルによれば、

 

普遍的な時間や空間も、動物主体にとっては

 

それぞれ独自の時間・空間として知覚されている。

 

動物の行動は各動物で異なる知覚と作用の結果であり、

 

それぞれに動物に特有の意味をもってなされる。

 

(Wikipediaより抜粋)

 

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私はこの言葉を、日経新聞の記事で、つい最近知りました。

 

 

 

その記事とは、京都大霊長研究所で暮らすチンパンジー、レオの話です。

 

 

 

 

レオは、十数年前に神経の難病を患いました。

 

 

首から下がまったく動かなくなり、食べ物を受け付けず

 

日増しに弱っていくのに、表情は元気なときと何ら変わらない。

 

 

 

 

深刻な病気でも、将来を憂い、絶望することもない。

 

 

 

 

それはなぜか?

 

 

 

 

 

チンパンジーは、目の前にある

 

「いま、ここ」しか知らない。

 

だから、未来を憂うことがない。

 

 

 

 

これがチンパンジーの「環世界」なのだそうです。

 

 

 

 

 

では、私たち「人間の環世界」はどうでしょう?

 

 

 

 

人間は、進化の過程で「時間や空間を行き交う」という知覚を身につけました。

 

(言葉を話すことによって、できるようになったそうです。)

 

 

 

 

その知覚を身につけたがゆえに、

 

 

 

辛い状況に置かれていると、

 

未来を憂う、悲観する(ことができるようになった)。

 

 

 

 

しかし一方で、

 

 

 

未来に「思いを馳せる」ことができるからこそ、

 

未来に希望を持つ(こともできるようになった)。

 

 

 

 

 

これが、人間の「環世界」のひとつ。

 

 

 

 

 

私が読んだ記事の著者は、

 

 

「絶望と希望とは、ささいなきっかけで転じる、

 コインの表と裏との関係にある。」

 

 

と記しています。

 

 

 

 

 

 

そうかもしれません。

 

 

 

 

私自身、絶望しか感じられない、壮絶な経験を何度もしました。

 

 

 

 

未来なんてない。

 

私の人生、終わったな。

 

 

 

 

あの時、未来のことなんて、考えられませんでした。

 

 

 

 

でも、未来を考え(られ)なかったから、

 

今、私は生きていられるのかもしれません。

 

 

 

 

私は、チンパンジーの環世界なんて知らなかったけど、

 

自然とそうしていたように思います。

 

 

 

 

というか、

 

 

 

 

「いま、ここ」にいることしか、できなかった。

 

 

でも、それでよかったんだね。

 

 

 

 

つらいとき、

 

明るい未来を感じられないとき、

 

 

 

例えばチンパンジーの環世界「いま、ここ」に存在するだけ、

 

これを真似ることが、何かの助けになるかもしれない。

 

 

 

 

あるいは、今起こっていること、感じていることが

 

「コインの裏側」だと気づくことができれば

 

転じることができるかもしれない。

 

 

 

 

 

そして、

 

 

 

「未来を悲観するのは、人間の知覚に過ぎない。」

 

 

 

と覚えておくと、主観的な悲観の状態に

 

客観的視点が加わり、楽になるかもしれません。

 

 

 

 

 

あと10日ほどで終わろうとしている、この2020年は

 

多くの価値観が壊れ、新しく生まれた1年でしたね。

 

 

 

 

レオの話から「環世界」を知ったことで

 

これから、何かつらい思いを抱えても

 

未来を憂うことが起こったとしても

 

大丈夫。って思えます(*^_^*)

 

 

 

 

 

ちなみに、レオは介護の甲斐あって、起き上がれるまでに回復し、

 

38歳になった現在も「いま、ここ」の環世界で

 

穏やかな毎日を送っているそうですよ。

 

 

 

 

レオの姿は、こちらで見られます。

 

ほんとうに穏やかな顔をしていますよ (*^_^*)

 

 

チンパンジー・レオの10年|京都大学霊長類研究所

 

 

 

 

最後までお読みくださり感謝します。

 

宝晶

 

 

 

 

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