今年もクリスマスが過ぎた。


イヴの夜は自宅で一人で過ごした。

昼の仕事の勤務がキツく、病み上がりと言いうこともあり、夜の部もお休みを頂いていた。


母親は、デートで不在だった。

1人で晩酌をしていたら、弟が帰宅した。


「今日は誰か来ないの?」と尋ねると、


「今日は誰も来ないよ。イブは本命と過ごす日だと思う。適当な人と過ごすのは本命に失礼だと思うし、適当な人と過ごす位だったら、1人の方がマシだよ」


・・・確かに、私もそう思う。


・・・だから私も今日1人でいるんだなと、弟の言葉で気付く。


さすが兄弟。同じDNA。


我が弟は友達も多く、モテるタイプで彼女と別れてからは、知らない女子が行ったり来たりしている。

そんな弟も、いろいろ考えているんだなと、少し意外だった。


私自身も、イブはたくさんお誘いを受けたのだが、すべてお断りしていた。


本当に一緒にいたいと思える人と居れないなら、1人で居ようと決めていた。

自分の気持に嘘はつきたくなかった。



弟が買ってきたクリスマスケーキのロウソクに火を付け、弟と乾杯した。


こんなイブも、悪くないと思った。