お彼岸ですね。ご先祖様が近くにいらっしゃる時です。


昨日恋人とおはぎを食べていたら、恋人が聞きました。あなたは、何の食べ物が好き?と。チョコレートと答えました。


んじゃ、仏壇にはチョコレート供えるね。と。恋人は私より7つ年下なのです。あなたは、何が好き?と聞いたらギョウザだって。自分が先に逝くと思うけど、ギョウザにしてね。と言いました。

え、そんなの寂しい。あなたが亡くなったら、三日後に私も逝くね。といいました。長年連れ添った夫婦で連れ合いが亡くなったら間も無く行くというのは、よくあるよね、と話しました。


祖父が亡くなった時、火葬場での祖母の姿を思い出します。


本当に最後のお別れの時、荼毘に伏される直前の別れの時、祖母は1人棺に駆け寄りました。片手を棺の中の祖父の手を握って、顔を見て、最後の声をかけました。何と言っていたのかわかりません。


私は小学二年生だったけれども、この光景が目に焼き付いた。祖母は祖父を愛していたんだと子供ながらにわかった。


そんな祖父祖母は、今は一緒に空にいる事でしょう。


生きている時間は本当に貴重です。


恋人を大事に愛したい。娘を愛しく育てたい。そんな誓いが胸から溢れるお彼岸です。