「髪の毛どうしが、同じ静電気(せいでんき)を持つようになって反発するんです」

科学館に行くと、いろいろ不思議なモノがあって楽しいですね。
ちょっと大きな金属の玉があって、
それにさわると、髪の毛が逆立ってしまう装置、ありますね。
 
長い髪の毛の女の子なら、髪の毛が逆立つのがあよくわかります。
とてもおもしろいですね。
 
どうして、髪の毛が逆立つのかちょっと不思議ですね。
金属の玉と体の間で何が起きているのか
ちょっと詳しく知りたくなりますね。

金属のちょっと大きな玉には、
静電気(せいでんき)がたくさんたまっています。
静電気(せいでんき)は、
モノとモノがこすれたりすると出てきます。
 
普段は、電気をもっていないモノでも、
こすると、電気をもった状態になります。

ちょっと詳しくみてみると、モノは分解していくと
ミクロの目に見えない原子(げんし)になります。
 
原子(げんし)には、
中心に原子核(げんしかく)という
体重の重たい粒が中心にいて、
その周りを体重の軽い電子(でんし)という粒が飛び回っています。

モノとモノをこすり合わせると、
片方のモノからもう片方のモノに電子(でんし)が
飛び移ってしまうことが起きます。

電子(でんし)が出ていった方のモノはプラスの電気をもつようになって
電子(でんし)が入ってきたモノのほうはマイナスの電気をもつようになって
静電気(せいでんき)が起きるようになります。

静電気(せいでんき)は、ミクロの原子(げんし)の世界で
電子(でんし)が足りなくなったり、増えたりしてできるんですね。

科学館にある金属の玉には静電気(せいでんき)がたまっています。
金属の玉の下のあたりにある装置(そうち)の中で
モノとモノをこすりあわせて静電気(せいでんき)を作っています。

装置(そうち)の中でできた静電気(せいでんき)は
金属の玉の方に移動してきて、
金属の玉には、プラスの静電気(せいでんき)がたまっています。

静電気(せいでんき)は、できたらすぐに消えてしまわないで
たまりやすいところをみつけて、たまってしまうんですね。

この金属の玉に私たちがさわると、
私たちの体にもプラスの電気が移動してきます。

見方を変えると、私たちの体から電子(でんし)が
金属の玉にほうへと吸い取られて、
私たちの体を作っている原子(げんし)から
電子(でんし)が出て行ってしまうんですね。

電子(でんし)はマイナスの電気(でんき)を持っているので、
金属の玉にたまっていたプラスの静電気(せいでんき)に
吸い寄せられてしまうんですね。
プラスの電気とマイナスの電気の間には、引き合う力が働くんですね。

これで、私たちの体には、プラスの静電気(せいでんき)がいっぱいになります。

でも、地面と足の間には、電気が流れない台があって、
その台の上に乗っているので、体に電気が流れて感電することはありません。
金属の玉から、体を通って、地面へとつながる、電気の通り道ができないんですね。

地面へとつながる、電気の通り道がないので、
どんどん体にプラスの静電気(せいでんき)がたまっていきます。

電圧にすると、数万ボルトから数十万ボルトくらになることもあります。
乾電池、数万個くらいの電圧です。すごいですね。

そうすると、今度は
髪の毛のなかにいた電子(でんし)が、体にたまったプラスの電気に
吸い寄せられて移動してきます。
電子(でんし)はマイナスの電気(でんき)を持っているので、
プラスの静電気(せいでんき)のほうに吸い寄せられてしまうんですね。

電子(でんし)がいなくなった髪の毛は、プラスの電気をもつようになります。
プラスの電気とプラスの電気はお互いに反発(はんぱつ)しあうので、
プラスの電気をもった髪の毛どうしは、
一番距離が遠くなるように動きます。

その結果、髪の毛が逆立ってしまうんですね。
 

髪の毛が逆立つのは、
プラスの電気どうしの反発(はんぱつ)のせいだったんですね。
静電気(せいでんき)は意外に力持ちでおもしろいですね。

音を消して、こわ~いホラー映画をみても

全く恐く感じません

私たちにとって、音は大事な感覚なんですね。

 

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