「山の土の中にいる微生物(びせいぶつ)が葉っぱを分解(ぶんかい)してしまうんです」

秋から冬になると、植物は葉っぱを落として、落ち葉がたくさんできますね。
 
植物が葉っぱから出ていく水分を少なくしようとして、
自分で葉っぱを落としてしまうんですね。
 
道路に植えてある木もたくさんの葉っぱを落とします。
 
毎日、落ち葉を掃除しないと、
道路は落ち葉でいっぱいになってしまいます。
 
ところで、山にも植物はたくさんあります。
 
山の植物も葉っぱを落としますが、山が落ち葉でいっぱいになった
ということは聞いたことがありません。
 
落ち葉でいっぱいになって、山に登れなくなることなんて
きいたことがありませんね。
 
山に落ちた葉っぱはどうなっているんでしょうか。
ちょっと詳しく知りたくなりますね。

山の土には、たくさんの小さな生き物がいます。
落ち葉を食べる生き物もいます。
 
ミミズやダンゴムシなどは落ち葉を食べて生きています。
 
落ち葉を食べる生き物がたくさんいるせいで
山が落ち葉でいっぱいになることがないんですね。

このままだと、
ミミズやダンゴムシは落ち葉を食べて栄養を取ることができますが、
植物が根っこから吸い取る栄養がどんどんすくなくなってしまいます。
 
ところが山の植物は栄養不足で枯れてしまうことがありません。

土の中から栄養を取っていけるんですね。
 
山の土の中には、ミミズやダンゴムシよりももっと小さい生き物がいます。
 
ものすごく小さい生き物なので、微生物(びせいぶつ)ともよばれています。
 
微生物びせいぶつ)は、ミミズやダンゴムシのふんを食べます。

ふんを食べていくとき、ふんをどんどん分解(ぶんかい)していきます。
 
どんどん分解(ぶんかい)して、
 
最後は植物が根っこから吸い取れる栄養にまで戻してしまいます。
 
これが山の土になります。

こうやって、山の植物は土から栄養を取ることができて
栄養不足で枯れてしまうことがないんですね。

植物が自分の体の一部の葉っぱを落としても、
 
ミミズやダンゴムシや微生物(びせいぶつ)が葉っぱを分解(ぶんかい)して、
 
植物が根っこから吸い取れる栄養にもどしていて
 
また、植物の体に戻ってくるんですね。

葉っぱの栄養は山の中でぐるぐる回っているんですね。
 
山のシステムはうまくできていますね。
 

 

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