『私とあなたが初めて出会った場所はこの木の下なの。』
彼女は、そう言った。その時も傘をクルクルと。。
木に触れるとあたりは光があふれた。
通る人々の表情が明るくなり、
『あなたが笑わなきゃだれも笑わない。だからもう心で泣かないで』
『また話そうね!』
・・・・彼女には、心がかくせないのだな。
僕の涙の理由。。
走馬灯のように、心の世界がひろがる。
ひまわりの咲く季節。 日差しがまぶしかった。
日差しの先にある笑顔、とても笑顔の似合う女の子といた。最後に、彼女を泣かせた日。
過去も現在も振り向けば動いてる。まるで今のことのように。
この出会いが、過去を取り戻す瞬間で信じがたいけど
僕はこの日を境に心のなかに生きることになる。