恋は人を狂わせる。
お金も人を狂わせる。
夫からの(一見優しい口調なんだけど)余りにも心無い、心を突き刺す侮辱的な言葉の数々。
夫に必要とされない空虚感から、自分を必要として好きだと言ってくれる大学生の男の子と不倫をするようになり、彼の借金を返す為に銀行の顧客のお金に手をつけ始めた梨花(原田知世)。
最初は彼の借金返済のために200万。
次は彼に自分が豊かな暮らしをしていると思わせたい事や夫の海外駐在同行を断った事でこれからかかる生活費のため?、とにかく自分の為に300万横領。
合計500万。現時点で。(最終的には1億)
今の所、救いようがない、どこにも光がない内容。
夫に言葉の虐待、差別のようなものを受け、誰にも必要とされない虚しさ、乾いた世界から抜け出したくて、たまたま自分を好きになってくれた男性と恋に堕ちる。
「たまたま」この男性だったんであって、彼女は自分を今の救いのない乾いた世界から連れ出してくれる人であれば、誰でもよかったんじゃないかって思う。
この気持ちは理解できないこともない。
けど、人間、普通はどっかで歯止めが効くと思うんですよね。
その自制が効かないほど、梨花は自分を見失って、依存できるものを捜し求めていたんだろうか。
人は一度転落を始めると、あっけないほど早く落ちて行くものだ、と思い知らされます。
けど、このドラマ、旦那さんや恋人にも観て欲しいなって思います。
あんまり面白さはない暗い物語だけど、こういう家庭ってほんと普通にあると思う。
自分が気づかないだけで、妻に(夫に)こういう空虚感を与える行動や言動をしてないか、一緒に考えたり話したりしながら、自分達を見つめなおす機会になるんじゃないかなあ。
綺羅は自分の両親に観て欲しい(^^ゞ
前回のドラマ「ガラスの家」も暗いドラマだったけど、斉藤工さんや井川遥さんが華やかさをもたらせてくれてた。
この「紙の月」は今のところ、ひたすら暗い、救いのない感じで、なかなか食いつくようには観れないです。
結婚されてる方達向けかな。
けど色々考えさせられます。
最終回に、私がどういう気持ちで観終えることができるか、結構先が楽しみです。