こんにちは
ibマッピング・インストラクターのたえです。
いつもお読みいただき、ありがとうございます
今日は、怒りの「根っこ」
つまり
「怒り」の中にある
本当に伝えたい気持ちに
気づくことの大切さを
お伝えしてみたいと思います。
最近、それを実感したのは
私のもう一つの仕事（児童支援）での
こども達の「ケンカ」からでした。
こども達は、遊びをきっかけに
「ケンカ」を始めることが、少なくありません。
仲良くゲームしてるな・・・
と思った１分後に、ケンカ勃発！
よくある出来事ですが（汗）
この「ケンカ」が
こども達にとっては
自分や相手の「怒り」と
向き合う経験になるので
「ケンカをやめなさい。」ではなく
（暴力は止めますが）
「なにがあったの？」と係っていきます。
（それと自分たちで
解決できるケンカも見守ります）
最近、３つののケンカがおきました。
内容を、かいつまんで言うと・・・
①初めてゲームに参加した子が、
他の子に「ずるしてる！」と言われ
「ちがうよ！ずるじゃない！」
というケンカ。
②お互いのルールが
くい違っていたことで
互いに「ずるしてる！」と言い合い
互いに引かなかったケンカ。
③ゲームで負け、
勝った子にからかわれて、
ムカムカしてる時、別の子から
いつものように声をかけられ
「うっせー！」と怒鳴り返した。
別の子は「なんなんだよ！」
と言い返しケンカ・・・。
とこんな内容でした。
ふぅー
(笑）
さて。３つのケンカ、
それぞれの
怒りの「根っこ」はなんでしょうか。
①は、「だってルール知らなかったもん！」
ルールを教えてくれたら
そうならなかったよという訴えです。
根っこは自尊心から。
知らなかっただけで、
ずるとは違う。
「ずる」と言った相手は
「あ、そっか！ごめん」と
即、納得をしていました。
②は、「だって言うこと
聞いてほしかったんだもん！」
お互いに自分ルール
「こうあるべき」という価値観の戦い。
ゲームのルールを介して
「自分をわかってよ！」
そんな気持ちを訴えあっていました。
③は・・・
「だって、みんな
自分をバカにするんだもん！」
怒りを言いたい相手ではない子に
怒りをぶつけてしまった。
簡単に言うと八つ当たり。
そうしてしまった根っこには、
みんなが自分をバカにするという、
思い込みをもっていました。
この怒りの「根っこ」。
子どもたちに限らず
大人にも当てはまる部分が
ありそうと思うのは
私だけでしょうか？
自分を守るためや
自尊心から生まれる怒りもあれば
目の前の出来事に
過去に感じた不満や怒りを
重ねたり上乗せしていくことで
今の怒りからどんどんブレていく。
だから、怒っても
伝えたい事は伝わらず
さらに次の怒りを生んで
精神的にも身体的にも
負担がかかっていく悪循環・・・。
イライラが続いたり
なんだか怒りっぽいなーと感じたり・・・
ほかにも
身体症状として
体がだるかったり
肩こりや腰痛・目の疲れなども
「怒りの根っこに気づいてよ！」
という、ココロとカラダからの
サインかもしれませんね。
根っこをさぐる手だてとしては
自分の怒りに対して
「なにに怒っているの？」と
自分に問いかけてみては
どうでしょうか？
そして
こども達のように
「だって○○（←怒りの理由）なんだもんっ！」
怒りの理由を浮かぶかぎり、
答えてみてください。
どんどん答えていくと
今、目の前に起きてる
ことへの怒りとは違う
過去に、言うべき相手に
言えなかった本心や望み
自分の怒りの「根っこ」
に遭遇するかもしれません。
その言葉から
怒りという殻で守っていた自分の望み、
「私は○○してほしかったんだ」と
自分自身が気づき受け止めていくことで
「怒り」という感情は役目を果たし、
怒りに振り回されることが減って
いずれ手放すことができると思います。
そして
硬い殻をはずした
柔らかな言葉で伝えたら
相手も受け取りやすくなる
のではないでしょうか？
「怒り」という感情は
大切な感情の一つであること。
そして、その奥には
本当に伝えたい願いが隠れている。
こどもたちのケンカを通して
そんな愛おしさも感じている
今日この頃です。
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