2010.07.24 Saturday
第1675回N響定期公演       指揮:下野竜也
 BS2 クラシック倶楽部 2010年7月9日


  第1675回N響定期公演        指揮:下野竜也

 マドリードの夜の帰営ラッパ        ボッケリーニ作曲
 
 ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37  ベートーベン作曲
                 ピアノ:ダヴィッド・フレイ

 パルティータ 第6番 ホ短調から”クラント”   バッハ作曲
                 ピアノ:ダヴィッド・フレイ

 弦楽のためのアダージョ            バーバー作曲

 シンフォニア・ダ・レクイエム         ブリテン作曲

                    管弦楽:NHK交響楽団
                       指揮:下野竜也

  [収録:2010年5月26日,東京・サントリーホール]

 今回のピアノ演奏はダヴィッド・フレイという新進気鋭の20歳代の若き新星が登場しました。彼は余りよく知られてはいないのですが、1981年生まれで、フランス、タルベ出身ということです。J.ルヴィエに師事。1998年アルカション国際ピアノコンクール第5位受賞。現在はパリ国立高等音楽院在籍中ということです。
 特別な演奏を披露するという事もないのですが、やはり、新鮮な味わいのある演奏で、今後の演奏に期待するところです。

 今回は珍しいボッケリーニの作品が取り上げられましたが、彼について少し触れてみたいと思います。
 ルイジ・ボッケリーニは1743年生まれで、62年あまりの生涯の作曲家でありますが、彼はチェリストとしても有名であったようです。
 同時代のハイドン、モーツアルトに比して現在では作曲家としては隠れた存在といわれるが、存命中はチェロ演奏家としても高名で、自身の演奏のためにチェロ協奏曲・チェロソナタ、弦楽四重奏曲にチェロを加えた弦楽五重奏曲を多く残しているのである。
 その中でも弦楽五重奏曲ホ長調G275の第3楽章は、「ボッケリーニのメヌエット」としてあまりに有名である。
 その作風は優美で時に憂いを含むものでありハイドンとの対比でハイドン夫人と呼ばれる事もこともあったようである。