2010.05.08 Saturday
ジョセフ・カレヤ テノール・リサイタル
ハイビジョン クラシック倶楽部 2010年5月3日 Bモード・ステレオ
  
  ジョセフ・カレヤ テノール・リサイタル
 
 1. 歌劇「クセルクセス」から            (ヘンデル作曲)
      ラルゴ「なつかしい木陰」
 2. 歌劇「オルフェウス」から            (グルック作曲)
      「エウリディケを失って」
 3. 心の魂                    (カルダーラ作曲)
 4. ニーナの死                 (ペルゴレージ作曲)
 5. 踊れ、優しいおとめよ             (ドゥランテ作曲)
 6. おもかげ                   (ドナウディ作曲)
 7. 歌劇「愛の妙薬」から            (ドニゼッティ作曲)
      「なんとかわいい人だ」
 8. 歌劇「愛の妙薬」から            (ドニゼッティ作曲)
      「人知れぬ涙」
 9. 歌劇「十字軍のロンバルディア人」から     (ヴェルディ作曲)
       「私の喜びは呼び覚ます」
 10. 歌劇「マクベス」から            (ドニゼッティ作曲)
      「ああ、父の手は」
 11. 歌劇「ロミオとジュリエット」から         (グノー作曲)
      「目覚めよ、きみ」
 12. 歌劇「ウェルテル」から オシアンの歌       (マスネ作曲)
      「春風よ、なぜ私を目覚ますのか」
  [アンコール]
 13. グラナダ                      (ララ作曲)
 14. 忘れな草                 (デ・クルティス作曲)
 15. なぜなら                   (テシュマッハー/
                             ダルドロ作曲)
 16. 踊り                     (ロッシーニ作曲)

          テノール : ジョセフ・カレヤ
          ピアノ  ;    浅野菜生子

    [収録: 2008年6月2日,東京オペラシティコンサートホール]

  ジョセフ・カレヤ  マルタ島生まれ。19歳のデビュー以来、世界の一流オペラハウスで次々とデビューを飾り、25歳でレコード会社のデッカと専属契約を結ぶ。
 うわさでは、ポスト・パバロッティと称される、輝かしい声の持ち主のようですが、日本での演奏はどうでしょうか。
 出生地の環境の性も関係あるかもしれませんが、生まれながらの声質に確かな発声テクニックを持ったしなやかな歌唱力は、なんとなく将来を予感させそうな気のする見事な演奏でした。しかし、じっくり耳を澄ましていると、いくつかのやや気になる点に出会います。長くつずく引っぱった高い発声時に微妙な色ずけが足りない点、言葉を替えれば、やや荒削りな感じがある事、です。
 それにもう一点、それは歌い終わった瞬間に、何とはなしに息切れ感を表情に出してしまう点が気になります。でも、まだ若き将来性のある現代のテナーですから、今後どんどんと研鑽を積み数々の経験の上に将来の成長が期待されます。
 話は変わりますが、この演奏会のピアノ伴奏者の浅野菜生子について一言。2002年・2005年に開催された「静岡国際オペラコンクールで公式伴奏者を務めた人ですが、今回の演奏もとてもよく主演者をフォローしていたのには感心しました。