2010.05.02 Sunday
クリスティアン・ベザイディンオート フォルテ・ピアノ リサイタル
 BS2 クラシッく倶楽部 2010年4月27日 Bモード・ステレオ

   クリスティアン・ベザイディンオート フォルテピアノ・リサイタル

 1.ピアノ・ソナタへ長調K.533/K.494
 
 2.幻想曲ハ短調K.475
 
 3.グルックのオペラ「メッカの巡礼」から
    「われら愚かな民の思うは」による10の変奏曲ト長調K.455
                   (以上モーツアルト作曲)


   フォルテピアノ:クリティアン・ベザイディンオート

       [収録:2010年2月24日,王子ホール]

  クリスティアン・ベザイディンオート
 1979年南アフリカ生まれ。両親はドイツ系オランダ人。現代の最も興味深い若手鍵盤奏者の一人と評価されている。カーネギー・ホールとボストン・シンフォニー・ホールでのデビュー。
その後、フライブルク・バロック・オーケストラ、18世紀オーケストラ、コンチェルト・コペンハーゲンなどの世界最高のアンサンブルや、カルミニョーラ、ムローヴァ、ホグウッドといった著名なソリストと共演している。
 2001年、21歳の時、ブリュージュ国際音楽コンクールで第1位と聴衆賞を受賞。2007年にはアーウィン・ポドキー賞受賞。現在、イーストマン音楽学校の専任教師を務め、フォルテピアノと18世紀の演奏法を教えている。注目の活動としては、フライブルク・バロック・オーケストラとの米国ツアー、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラとのベートーベンのピアノ協奏曲全曲演奏、ベルリン・フィルハーモニー・デビュー公演などがある。

 クリスティアン・ベザイディンオートには次のようなエピソードが取り上げられている。それは、2007年5月の出来事である。ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツが指揮するフライブルク・バロック・オーケストラのコンサートでのこと。当初ソリストだったアンドレアス・シュタイアーが歯痛で公演をキャンセルしたため、急遽ソロを務めたのがべザイデンオート。曲はモーツアルト最後のピアノ協奏曲第27番変ロ長調だった。終演後、オーケストラ団員たちと聴衆は、歓声をあげ狂気乱舞した。彼のあまりにファンタジー溢れる演奏で,コンサートホールは感動の渦に包まれ、人々はただただ感嘆の声をあげるしかなかった。欧州楽壇に衝撃が走り、新たな歴史が刻まれた瞬間である。
 この事が合って以来、古楽オーケストラのコンチェルト公演にソリストとして頻繁に招聘されるようになった。・・・ということである。