2010.01.10 Sunday
アリソン・バルサム トランペット・リサイタル
 BS2 クラシック倶楽部 2010年1月6日 Bモード・ステレオ
 
 アリソン・バルサム トランペット・リサイタル

 1. 無伴奏チェロ組曲第2番BWV1008からサラバンド   (バッハ作曲)
 2. 無伴奏チェロ組曲第2番BWV1008からジーグ     (バッハ作曲)
 3. トランペットとピアノのためのソナチネ      (フランセ作曲)
 4. 伝説                      (エネスコ作曲)
 5. アルベニス風に               (シチェドリン作曲/
                          ドクシツェル編曲)
 6. スペインの7つの民謡              (ファリャ作曲)
     1. ムーア人の織物
     2. ムルシア地方のセギディーリャ
     3. アストゥリアス地方の歌
     4. ホータ
     5. こもり歌
     6. 歌
     7. ポーロ
 7. だれかがわたしを見つめている       (ガーシュウイン作曲)

          トランペット:     アリソン・バルサム
          ピアノ   : ジョン・リード(3~7曲目)

  [収録: 2006年11月3日, イギリスウェスト・サセックス州アッパーク]

 2008年7月4日放映の再放送である。その時トランペットの演奏者アリソン・バルサムの紹介と評は翌日の7月5日にブログに書きました。再放送ではありますが、前回とは少し受け手側の設定を変えて聴いてみました。今回のは音量もほぼ実際の演奏くらいに変え臨場感も似たような程度にしてみました。
 全部で7曲演奏したわけですが、1曲ごとに彼女のインタービューが入りそれぞれの曲の簡単な説明が付けられていました。最初はバッハですが、勿論当時には、まだトランペットはなかったわけですが、あればきっとバッハはトランペットの曲も作曲したであろうと思うといってチェロ用の曲をトランペットの特徴を生かした吹き方で演奏しました。いわゆるバロック音楽を現代のトランペットで演奏したわけですが、不思議と違和感がないのには驚きましたが、彼女はどんな曲でもトランペットで吹けない曲はないという信念があるようです。多くのトランペット曲がアリソンに委嘱されており、一番最近の例では、ジョビィ・タルボットの協奏曲があることも語っていました。
 とにかく自分はクラシック音楽をトランペットで吹く事が好きなんだということです。習い始めは10歳頃のようですが、小学校時代に吹奏楽部に入って練習を盛んにしたそうです。その頃には多くの女の子と一緒に吹いていたようですが、だんだん少なくなってしまいちょっと寂しい思いもあったようです。周りを見ると、トランペットの世界はどうも男性ばかりのように思え、女性でも必ずトランペットで最高といわれる奏者になるのだとの意気込みは絶えず持ち続けていたそうです。というようなわけで、最近ではイギリスのオーケストラには女性の主席トランペット奏者が見られるようになったことも話していました。
 演奏の3曲目以後ピアノ伴奏がつくのですが、前回のブログではこのピアニストの紹介はしてなかったので、少し説明をくわえるならば、ジョン・リード 彼はケンブリッジで学んだ後Royal Academy of Musicでピアノ演奏のコースを取りすでにUK各地でリサイタルを開いているそうです。日本ではあまり知られていないようですが、今回のピアノは素晴らしい演奏でした。バルサムも言っていましたが、本当にこのトランペットとの融合っされた音楽はこのピアノ伴奏により、より高いものに仕上げられたものでした。この演奏の収録が行われたアッパークの「サロン」と呼ばれる広間はパティオ式の天井を持つ美しいサロンで、イギリスで最も美しく保存されている18世紀の部屋の一つといわれています。今回の音の設定を変えて臨場感の増した音楽会が我が家で聴けたことは大変満足出来ました。