2010.01.07 Thursday
鈴木秀美&平井千絵 コンサート
  ハイビジョン クラシック倶楽部 2010年1月5日 Bモード・ステレオ 

  鈴木秀美&平井千絵 コンサート

 1. アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821    (シューベルト作曲)
 2. チェロ・ソナタ第3番 イ長調作品69     (ベートーベン作曲)


          チェロ     :鈴木秀美
          フォルテピアノ :平井千絵

        [収録: 23007年4月18日, 王子ホール]

 鈴木秀美  神戸生まれ。チェロを井上頼豐、安田謙一郎ほかに、指揮を尾高忠明、秋山和慶に師事。第48回音楽コンクール第1位、第27回海外派遣コンクール特別表彰。桐朋学園大学卒業と同時に同大学の講師になり、オーケストラ、室内楽を指導する。バロック・チェロ奏者として演奏を始める他、オーケストラとの共演やリサイタル、現代曲の初演、室内楽、また指揮活動など幅広い活動を行う。1984年文化庁在外研修員としてデン・ハーグ王立音楽院に留学、アンナー・ビルスマに師事する。1986年、パリの第1回バロック・チェロ・コンクールで第1位、1985年~1993年の間、フランス・ブリュッヘン率いる「18世紀オーケストラ」に在籍。1986年~2001年までシギスヴァルト・クイケン率いる「ラ・プチット・バンド」のメンバー、1992年からは主席奏者として活躍。鈴木雅明の主宰する「バッハ・コレギウム・ジャパン」では創立以来主席チェロ奏者を務める。
 平井千絵  桐朋学園大学ピアノ科を卒業。第5回かながわ学生音楽コンクールピアノ部門総合第1位受賞。第7回園田高弘賞コンクール凖園田高弘賞・奨励賞受賞。神奈川フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団と共演。フォルテピアノを小島芳子、ピアノを加納優子、松岡貞子、小川京子、林秀光に師事。1998年よりオランダ政府給費留学生として、さらに2000年からは文化庁在外派遣研修生としてデン・ハーグ王立音楽院古楽器科に留学。スタンリー・ホッホランドにフォルテピアノを師事。2002年に修士課程を室内楽・ソロとも主席で卒業。ニコライ賞を授与。2002年~2004年にはアムステルダム音楽院古楽科において、メノ・ファン・ダルフトに、チェンバロを師事。2001年第38回ブルージュ国際古楽コンクールのフォルテピアノ部門で第3位入賞。2002年、フォルテピアノと管楽器による五重奏団ハルシオン・アンサンブルを結成。2003年、ベルギーのIYAP国際コンクールで優勝。日本でのデビュー・コンサートを開催。2004年第13回ファン・ヴァッセナール・コンクールで第3位入賞。2005年ブルージュ古楽国際コンクール公式伴奏者。平成18年度文化庁芸術祭(レコード部門)優秀賞を受賞。
 演奏については、一口にいえば、アンサンブルとしてとてもバランスのよくとれた、精緻な演奏で破綻がみられない正確な奏法というところ。チェロの鈴木秀美は自分の演奏より人に教える方に向いているといった方がよいかもしれません。平井千絵のフォルテピアノもアンサンブルにはとてもよい音の締め方を担っていると思えます。ただし、その分アンサンブルとしての個性的表現という観点からはやや演奏が平板的に聴こえてくるのは止むおえないかも知れません。