2009.10.03 Saturday
N響アワー ヤンセンの華麗なチャイコフスキー ~バイオリン協奏曲を聴く~
 N響アワー:2009年9月27日 教育テレビ 地上デジタル

  N響アワー ヤンセンの華麗なチャイコフスキー ~バイオリン協奏曲を聴く~

 オランダのバイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンの演奏でバイオリン協奏曲の名曲を2曲の放送がありました。
 1997年、19歳でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団にデビュー。以来、パリ管、チューリヒ・トーンハレ管、ライプチヒ・ゲバントハウス管など、ヨーロッパの主要なオーケストラと共演。ヨーロッパ以外でも、シカゴ響、ボストン響などとも共演を重ねています。
 4月のN響定期公演でヤンセンが演奏したのはチャイコフスキーのバイオリン協奏曲で、同郷の名指揮者、エド・デ・ワールトとの息のあったアンサンブルで香り高い名演を繰り広げました。
      バイオリン協奏曲二長調作品35全曲  (チャイコフスキー作曲)
             バイオリン:ジャニーヌ・ヤンセン
               指揮:エド・デ・ワールト
             [収録:2009年4月10日,NHKホール] 

      バイオリン協奏曲ホ短調作品64から  (メンデルスゾーン作曲)
             バイオリン:ジャニーヌ・ヤンセン
             指揮:ウラジミール・アシュケナージ
             [収録:2005年1月29日,NHKホール]

                管弦楽:NHK交響楽団

                   ー司会ー
               西村朗    (作曲家)
               岩槻里子(アナウンサー)

  ジャニーヌ・ヤンセン
 1978年、オランダのゾースト生まれ。6歳でCoosje Wijzenbeekに師事。ユトレヒトの音楽院でフィリップ・ヒルシュホーン、チャールズ=アンドレ・リナーレの教えを受ける。
 14歳の時、ネザーランド・シンフォニー・オーケストラとの共演でデビュー。
 受賞歴は1993年、オスカー・バック・ナショナル・バイオリン・コンクール、1994年、ヘネシー・モーツアルト奨学資金、1997年、シメイ国際音楽コンクール、1998年、フィリップ・モリス・アート・プライズを受賞。1999年、”ライジング・スターズ”のシリーズのアムステルダム・コンセルトヘボウ及びブリュッセル・フィルハーモニック・ソサエティにより双方のコンサート・ホール代表として選出される。1999年、カーネギー・ホールにてアメリカ・デビューを果たす。200年、キーロフ・オーケストラと共演デビュー/ワレリー・ゲルギエフ指揮ロッテルダム・フィルハーモニックとの共演で東京にて日本デビュー
その時の演目はブルッフでした。
 2002年、BBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」計画のメンバーとなる。フィルハーモニア管弦楽団/アシュケナージ指揮との共演でロンドン・デビュー、その時の演目はチャイコフスキー。
 2003年、デッカと専属録音契約を結ぶ。7月にBBC交響楽団との共演でBBCプロム・デビュー。オランダ・ミュージック・アウォード受賞。12月にデッカからのデビュー作がゴールド・ディスクとなる。ユトレヒトで自身の室内楽ファスティバルを創始。
 2004年、アムステルダム、ブルッセル、バルリン、ロンドン、パリ、ウィーンなどでリサイタル、室内楽コンサートを行う。東京、大阪等でのコンサートで再来日している。
 
 今回の演奏は評判通りの叙情溢れる歌い方で伸びやか音楽性を強く感じられるものでした。彼女と数多くの共演経験を持つウラジミール・アシュケナージは次のように語っています。「私がこの2、30年の間に出合った中で、彼女は最も素晴らしく調和の取れた才能を持っていると思います。私の意見では、この若い女性は全てを持っています。楽器に完璧に精通し、暖かさ、理解力、もったいぶらない態度、無類のコミュニケーション力。彼女との共演でチャイコフスキーのバイオリン・コンチェルトを指揮できて、私がどんなに楽しかったかを的確に表現できる言葉が見つかりません。」