2009.06.09 Tuesday
アルカント・カルテット演奏会
ハイビジョン クラシック倶楽部 2009年6月8日 Bモード・ステレオ

  アルカント・カルテット演奏会

 1.弦楽四重奏曲ハ長調「不協和音」K.465から  (モーツアルト作曲)
     第1~第3楽章
 2.弦楽四重奏曲へ長調               (ラヴェル作曲)

           アルカント・カルテット
        バイオリン:アンティエ・ワイトハース
        バイオリン:    ダニエル・ゼペク
        ビオラ  : タベア・ツィンマーマン
        チェロ  : ジャン・ギアン・ケラス

        [収録:2006年11月22日,王子ホール]

 2002年、ビオラのタペア・ツィンマーマンとチェロのジャン・ギアン・ケラスを中心に結成。デビューは2004年6月、シュトウットガルトで行われ絶賛を博した後本格的に活動を開始。ルートヴィヒスベルク・シュロス音楽祭、レイフ・オヴェ・アンスネス主宰の音楽祭等に招かれ出演。また、フランクフルトのアルテオパー、アムステルのコンセルトヘボウ、ロンドンのウイグモア・ホールを始めヨーロッパのヨーロッパの主要コンサートホールでも公演。

  アンティエ・ワイトハース
 ベルリン生まれ。ベルリン国立音楽大学でヴェルナー・ショルツに師事。1991年ハノーファー国際等3つのコンクールで優勝。現代ドイツを代表する女性バイオリニストで、ベルリン・ドイツ饗、ドレスデン国立歌劇場管、ボストン饗、BBC響、ザンデルリンク、メッツマッハー、アシュケナージ等と共演。ベルリン国立大学教授。

  ダニエル・ゼペク
 ドイツ生まれ。ディーター・フォルフォルツ、ゲルハルト・シュルツに師事。シャーンドル・ヴェーグ、アルバン・ベルク四重奏団にも学ぶ。1983年からドイツ・カンマーフィルハーホニー管のコンサートマスターを務め、現在は指揮者、ソリストとして活躍。優れたバロック・バイオリニストでもある。

  タベア・ツィンマーマン
 ドイツ生まれ。フライブルク音楽大学でウルリッヒ・コッホ、ザルツブルク・モーツアルテウム音楽院でシャーンドル・ヴェーグに師事。1982年ジュネーヴ国際等3つのコンクールで優勝。世界最高の女性バイオリニストとして名高く、ベルリン・フィル、パリ管、イスラエル・フィル等と共演。多くの作曲家が作品を献呈している。ベルリン国立大学教授。

  ジャン・ギアン・ケラス
 モントリオール生まれのフランス人。リヨンの音楽院でレーヌ・フラショーにチェロを学び、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でも研鑽を積む。ロストロポーヴィッチ国際、ミュンヘン国際各コンクール入賞。チェロの新世代として近年急速に注目を集めており、ウィーンのムジークフェライン、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのシャンゼリゼ、ロンドンのウィグモア、ニューヨークのカーネギー等、欧米の主要会場でコンサートに出演、絶賛を博す。ドイツ・シュトットガルト音楽大学教授。
                     (参考資料:王子ホールホームページ)
 
 最初の弦楽四重奏曲ハ長調「不協和音」K.465はモーツアルトが1785年の作曲したものであるが、ハイドン・セット全6曲中の最終曲にあたる。
 第1楽章の冒頭の22小節に、極めて大胆な和声効果をもつ序奏がおかれている事から「不協和音」の愛称で知られている。
 2曲目のラヴェルの弦楽四重奏曲へ長調は1902年から1903年にかけて作曲され、フォーレに献呈されている。
 この曲についてはドビッシーがラヴェルに対して熱狂的な賛辞を送って終楽章を改訂せぬように説得し、進言した事は有名は話である。それでも、ラヴェルは出版にあたってそれがいいか、悪いかは別として、作品を改訂してしまったのである。
 今回の演奏はさすが、現代ヨーロッパ音楽のシーンの最高水準を行くといわれるこのカルテットの納得の演奏会を堪能させてもらいました。