2009.03.06 Friday
パシフィカ・クァルテット演奏会
 ハイビジョン クラシック倶楽部 2009年3月5日 Bモード・ステレオ

  パシフィカ・クァルテット演奏会

 1.弦楽四重奏曲第2番イ短調作品13から  (メンデルスゾーン作曲)
     第1,2,4楽章
 2.下学四重奏曲第1番「夜の変容」        (リゲティ作曲)

          パシフィカ・クァルテット
      第1バイオリン:   シミン・ガナートラ
      第2バイオリン:シッビ・バーンハートソン
      ビオラ    :マスミ・パー・ロスタード
      チェロ    : ブランドン・ヴェイモス

   [収録:2008年6月13日,武蔵野市民文化会館小ホール]

 2008年8月11日放送の再放送ですが、翌日の8月12日に当ブログでこのクァルテットの紹介と評を書きました。今回も同じ収録をまた少し見方をかえて聴いてみました。演奏者の紹介も前よりも少し詳しくしてみます。

  シミン・ガナートラ
 ロス・アンジェルス出身。オバーリン音楽院を卒業。ナウンバーグ室内楽賞を受賞するほか、数多くのコンクールで優秀な成績を収めている。
  
  シッピ・バーンハートソン
 レイキャビク音楽大学卒業。オバーリン音楽院で音楽の学士号、北イリノイ大学から修士号を受ける。オバーリン音楽院客員教授。アイスランド弦楽八重奏団の一員。
  
  真澄・バー・ロスタード
 ジュリアード音楽院で学士号、修士号を受け、ヴィオラの優秀な卒業生に贈られるフックス賞を受賞。1999年学内コンクールで優勝。メタモルフォーゼン室内管弦楽団の一員。
  
  ブランドン・ヴェイモス
 イーストマン音楽学校で学んだ後、エール大学で修士号を得ている。現代音楽の優秀な演奏家としても知られている。

 パシフィカ・クァルテットは1994年に結成されていますが、一緒にやってみた最初の印象を4人がインタビューで語っているのをパシフィック・クァルテット公式サイトより発表されているので、その一部を紹介しておきます。
  シミン・ガートナー
 クァルテットでは、ある種の同じ化学反応がわからないとだめなのですが、同じルーツから来ている、同じバックグラウンドを持っているというのを誰もが最初に感じました。今、アメリカのプロフェッショナルの演奏家は、ほとんどがスズキ・メソードで始めていますから、それはもう広くいえることですが。
  真澄・バーロスタード
 アメリカで、スズキ・メソードは、最も伝統的な弦楽器の奏法の学び方なんですよ。子どもの頃、母が他の同僚の方とメソードに関して激しい議論を戦わせた事もあるけれど、今はもう全く、そういう議論はありませんね。アメリカでは巧く行っているどころではなく、20年後には弦楽器を学ぶ人の100%がスズキ・メソードになるのではないですか。私たちの世代の多くがそうですから、子どもの世代ではきっと皆そうでしょう。
  シミン・ガナートラ
 スズキ・メソードのメリットについては、いろいろな事が言われますが、子どもが言葉をしゃべるように音楽を学んでいく、そこには特別な事はなく、毎日の中に音楽がある、当然親子の関係がある、そういうことが全部くみ合わさって、アメリカ人の心に訴えるものがあったにではないかと、私は思います。
  真澄・バーロスタード
 今ではスズキ・メソードの事をみんなが好きだと思って、ポピュラーにもなっていますが、それが、たった一人の鈴木鎮一先生から始まったということが本当に素晴らしいこと。いつまでも尊敬しております。