N響アワー ノセダの語るラフマニノフの「詩情」
N響アワー 2009年1月18日放送 教育テレビ
ノセダの語るラフマニノフの「詩情」
注目のイタリアのマエストロ、ジャナンドレア・ノセダが10月のN響定期に登場し、ラフマニノフの2作品を披露。ピアノ協奏曲第2番とレスピーギ編曲による「5つの練習曲<音の絵>。
ノセダはワレリー・ゲルギエフにその才能を見いだされ、ロシア・マリインスキー劇場の首席客演指揮者を6年務めています。イタリアの伝統とロシア音楽の融合ー今回のプログラムは、ノセダの指揮者としての人生とシンクロします。ノセダがアンスネス・N響と共に目指した音楽。インタビューも交え、イタリアのマエストロの描くラフマニノフの世界を紹介します。
ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18 (ラフマニノフ作曲)
ピアノ: レイフ・オヴェ・アンスネス
5つの練習曲「音の絵」から (ラフマニノフ作曲/
「海とかもめ」「赤ずきんと狼」「行進曲」 レスピーギ編曲)
管弦楽: NHK交響楽団
指 揮: ジャナンドレア・ノセダ
[収録: 2008年10月29日,サントリーホール]
ー司会ー
池辺晋一郎 (作曲家)
岩槻里子(アナウンサー)
ジャナンドレア・ノセダ
1964年生まれ。イタリアの指揮者。ミラノで生まれ、同地でピアノなど学ぶ。1997年にマリインスキー劇場の首席客演指揮者に迎えられ、以後ゲルギエフとともに同劇場を支えている。またBBCフィルハーモニックの首席指揮者を務め、シャンドス・レーベルにレコーディングを行っている。
レイフ・オヴェ・アンスネス
1970年ノルウェーのカルメイ生まれ。ベルゲン音楽院でチェコ人教授イルジ・フリンカに師事。1987年にオスロでデビュー。国際的なデビュー以来、注目を集め、非常に評価が高い存在になっている。
今回の演奏と並んで、ジョナンドレア・ノセダのインタビューではいろいろと面白い注目すべき話が出ていました。自身の人生街道でわかったことはイタリア人とロシア人は性格がとてもよく似ていることに気がつきました、というのである。自分はイタリアで生まれたイタリア人でありながら、ロシアに渡り仕事をするということで、両国の生活を長く経験しているわけで、絶えず両国間での物事をいつも比較してみるようになったこと、例えば98%の喜びと2%の不安をいつも抱えている点、またはその反対、といった点でみると、今回の演奏した曲の編曲をしたレスピーギもイタリア人であるが、仕事をロシアでする、といった点で人生の系譜がノセダとはほんとによく似ています。
ラフマニノフの「5つの練習曲『音の絵』」についても、これは単なる練習曲ではなく、本当に音を使っての絵描きであり、頭脳と想像力の表現であること、その為に演奏の技術的なレベルについては高い要求がもたらされるというのである。その関係でこの曲はあまり演奏の機会が少ない理由であることも、披瀝していました。N響の演奏はそのノセダの要求どうりであったのでしょうか、その演奏中のノセダの顔の表情にもよく現されていたようにも見えました。
ノセダとアンスネスの協演は初めてのことだったそうですが、ほんとに息がぴったりの素晴らしい演奏でした。どうしてもこの曲を聴くと昔の名画であった「逢い引き」が思い出されてしまいます。
N響アワー 2009年1月18日放送 教育テレビ
ノセダの語るラフマニノフの「詩情」
注目のイタリアのマエストロ、ジャナンドレア・ノセダが10月のN響定期に登場し、ラフマニノフの2作品を披露。ピアノ協奏曲第2番とレスピーギ編曲による「5つの練習曲<音の絵>。
ノセダはワレリー・ゲルギエフにその才能を見いだされ、ロシア・マリインスキー劇場の首席客演指揮者を6年務めています。イタリアの伝統とロシア音楽の融合ー今回のプログラムは、ノセダの指揮者としての人生とシンクロします。ノセダがアンスネス・N響と共に目指した音楽。インタビューも交え、イタリアのマエストロの描くラフマニノフの世界を紹介します。
ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18 (ラフマニノフ作曲)
ピアノ: レイフ・オヴェ・アンスネス
5つの練習曲「音の絵」から (ラフマニノフ作曲/
「海とかもめ」「赤ずきんと狼」「行進曲」 レスピーギ編曲)
管弦楽: NHK交響楽団
指 揮: ジャナンドレア・ノセダ
[収録: 2008年10月29日,サントリーホール]
ー司会ー
池辺晋一郎 (作曲家)
岩槻里子(アナウンサー)
ジャナンドレア・ノセダ
1964年生まれ。イタリアの指揮者。ミラノで生まれ、同地でピアノなど学ぶ。1997年にマリインスキー劇場の首席客演指揮者に迎えられ、以後ゲルギエフとともに同劇場を支えている。またBBCフィルハーモニックの首席指揮者を務め、シャンドス・レーベルにレコーディングを行っている。
レイフ・オヴェ・アンスネス
1970年ノルウェーのカルメイ生まれ。ベルゲン音楽院でチェコ人教授イルジ・フリンカに師事。1987年にオスロでデビュー。国際的なデビュー以来、注目を集め、非常に評価が高い存在になっている。
今回の演奏と並んで、ジョナンドレア・ノセダのインタビューではいろいろと面白い注目すべき話が出ていました。自身の人生街道でわかったことはイタリア人とロシア人は性格がとてもよく似ていることに気がつきました、というのである。自分はイタリアで生まれたイタリア人でありながら、ロシアに渡り仕事をするということで、両国の生活を長く経験しているわけで、絶えず両国間での物事をいつも比較してみるようになったこと、例えば98%の喜びと2%の不安をいつも抱えている点、またはその反対、といった点でみると、今回の演奏した曲の編曲をしたレスピーギもイタリア人であるが、仕事をロシアでする、といった点で人生の系譜がノセダとはほんとによく似ています。
ラフマニノフの「5つの練習曲『音の絵』」についても、これは単なる練習曲ではなく、本当に音を使っての絵描きであり、頭脳と想像力の表現であること、その為に演奏の技術的なレベルについては高い要求がもたらされるというのである。その関係でこの曲はあまり演奏の機会が少ない理由であることも、披瀝していました。N響の演奏はそのノセダの要求どうりであったのでしょうか、その演奏中のノセダの顔の表情にもよく現されていたようにも見えました。
ノセダとアンスネスの協演は初めてのことだったそうですが、ほんとに息がぴったりの素晴らしい演奏でした。どうしてもこの曲を聴くと昔の名画であった「逢い引き」が思い出されてしまいます。