第1635回 N響定期公演 シャルル・デュトワ
 BSシンフォニーアワー 2009年1月16日 BS2 5.1サラウンド
  第1635回 定期公演 シャルル・デュトワ
 1.交響詩「アイオリスの人々」   (フランク作曲)
 2.夜想曲           (ドビュッシー作曲)
 3.組曲「惑星」作品32       (ホルスト作曲)

      女声合唱: 二期会合唱団(2,3曲目)
       
       管弦楽:   NHK交響楽団
       指 揮: シャルル・デュトワ

    [収録: 2008年12月12日,NHKホール]
 
 大管弦楽にための組曲『惑星』は、イギリスの作曲家グスターヴ・ホルストの作曲した代表的な管弦楽作品。7つの楽章からなり、それぞれにローマ神話に登場する神々にあたる惑星の名が付けられている。第4曲の「木星」はあまりに有名である。
 ホルストの代表曲として、自身の名前以上に知られており、近代管弦楽曲の中でも最も人気のある曲の1つである。 
 この作品は惑星を題材としているが、地球が含まれていないのは天文学ではなく、占星術から着想をえたもの、というところが面白い。
 作曲時期は1914年~1916年で、当初は「7つの管弦楽曲」として作曲が始まった。それ以前のシェーンベルクの「5つの管弦楽曲」が着想に影響を与えたと言われている。
 まず「海王星」以外の6曲はピアノ・デュオ。「海王星」はオルガンのために作曲され、1914年に「火星」、「金星」、「木星」が作曲され、1915年に「土星」、「天王星」、「海王星」が、そして1916年に「水星」が作曲された。
 1917年になり、オルガンや声楽を含む大管弦楽のためにオーケストレーションされた。このオーケストレーションにはいろいろないわくがあり、フルスコアの作成ではかなり人の手に負ったところがあるように言われている。ホルスト自身はピアノスコアに楽器の指定をしただけだともいわれている。想像的、色彩的なオーケストレーションは、多分に自国の作曲家よりストラビンスキーのような大陸の作曲家の影響が大であると見られている。
 今回の演奏は女声合唱を要しているが、ホルストは未だ他にもいろいろな楽器を使う曲の要請が沢山あるため、なかなかこの曲に対する楽器の編成では苦労があり、曲が有名で人気のある割には演奏の機会が持ちにくい曲であることもよく知られている。