皆さんこんにちわ。


とても清々しい晴れ模様ですね。


さて皆さん…


これがどこであるか…






お分かりになりますか?


月明かりがとても綺麗ですよね。


実はこれ…


東京霞が関にある…


東京地検…裁判所を撮ってきたものなのです。


他にも…





これなんかは見る人が見ればわかる…


そんな光景ではないでしょうか?


ここは東京地検の…


拘留、護送者専用の入口になります。


毎朝8時、9時くらいになると…


何台もの護送用バスと…


たくさんの容疑者とされる護送者が…


この中に送り込まれていきます。


そして…


夜の7時(霞が関は混んでいるのでこれくらいの時間になります)になると…


来たときと同じ護送車に乗って…


月明かりの下を…


自分が拘留されている留置場へ帰っていきます。


一度、逮捕拘留されたことがあり…


護送車に乗ったことがある人ならば分かると思いますが…


護送車から見る景色と言うのは…


それはもう美しいばかりの…


虚しさで溢れかえっていますよね。


果たして…


俺は何年の刑を打たれるんだろう…


外にはいつ帰れるんだろう…


街中を手を繋いで歩いているカップルを見れば…


果たして…


あいつは元気でやっているだろうか…


俺のことを待っていてくれるのだろうか…


今頃他の男と手を繋いで歩いているんじゃないか…


そんなネガティブな妄想に…


嫌でも包まれてしまいます。


今では当たり前にいけるコンビニですら…


遠いものとなってしまうと…


全てが恋しく…


羨ましく思えてしまうものです。


護送車の中から眺めた…


外の景色の美しさ…


そして…


それによって感じた…


遠い世界への恋しさ…


大切な人への恋しさ…


それを僕は忘れることはないと思います。


そして…


いざ刑務所に送られ…


完全に社会の景色とは遮断されてしまったあとでも…


月の光だけは僕をそっと見守っていてくれました。


東京拘置所のB-10階の舎房の小さな窓から微かに見えるお月様…


川越少年刑務所の分選用の舎房から見えるお月様…


松本少年刑務所の洗心寮の舎房から見えるお月様…


毎日毎日、拝めた訳ではありませんが…


お月様が顔を出してくれた時には…


舎房の窓から見えなくなるまで…


それはもう…ずっと…


眺めていたのを覚えています。


お月様を見ていると…


大切な人達の優しさを感じるからです。


どうぞ皆さん…


今は離れ離れになってしまっていても…


月明かりにそっと語りかけてあげてください。


きっとその思いは…


貴方の大切な人に伝わっていますよ。


月明かりの下…


お互いがお互いを想う…


これは二人だけの…


ちょっとした約束みたいなものかもしれません。


皆さんと皆さんの大切な人が…


遠い空のしたでも…


繋がっていられますように…




皆さん良い金曜日を(*´∇`)ノ