書き忘れていましたが、Americaで屋良っちと赤マリさん(ですよね?自信ない)が、ペアダンスで投げちゅーし合ってるのが、あほほど可愛かったです。

あの屋良っちの投げちゅー好きだなあ。



で、前回の続き。

休憩の後、舞台は2幕へ。

雨の中に立つヤラの姿は、ほんと抱きしめてあげたくなるくらいに、頼りない。
1幕とのあまりのギャップが、ヤラの苦悩の一年を思わせる。

正直言うと、かっちゃんオーナーの時の墓堀シーンは好きじゃなかった(どうしてもそこに意味を見いだせなかった)ので、この変更にはナイス!と思いました。


In the Cemeteryに代わる新たなナンバー、DEAD or ALIVE。
In the~のおどろおどろしい雰囲気も好きでしたが、今回の曲も、なかなか良かったと思います。
全体的な方向性は変わらず、よりダンサブルになった感じ、なのかな。


続くヤラの夢。
シェイクスピアシアター。
ハムレットと、リチャード3世。

このパート、夢を見ているのがオーナーからヤラに、つまり、事故の当事者に変わったことで、重みが増したと思います。
かっちゃんオーナーだと、完全に外側からの視点になっちゃうから。

夢に出てくるコウイチの言葉は、ことごとくヤラを責め立てるもので、ヤラの自責の念、罪の意識が、よく伝わってきます。

まあ、そう言う諸々がなくとも、リチャードの入れ替わりには、大興奮でしたでしょうけどね!

いや、席がね。

前めの下手寄り、つまり、ちょうどヤラがコウイチに引きずり出されて来る位置の真ん前ぐらいでして。

いやあ、このリチャード3世はほんと凄かった。
ヤラが亡霊(?)たちに呑み込まれて、
え、これでこの後のリチャード3世にどうつなげるん、ってえぇえ光一さんがリチャード服着てる!どゆこと!?
ってなってる間に、コウイチがリチャードのセリフを喋り始める。
聞いてみると、なるほど確かに、どことなくコウイチにも通じるものがあるセリフで、ああ、こう言うのもアリなんだなあ、と思っていたら、コウイチリチャードが、さっきヤラが消えたあたりに近づいていく。

ん?
まさかまさか。

コウイチの手が伸びる。

いやちょっとまて。
それはいくらなんでもうち的にオイシすぎる。

地中から引きずり出されるようにして、ヤラリチャード登場。

まーじーでーと絶句していたら、リチャードのセリフをふたり同時に口にする…。


ここで叫び出さなかった自分を、自分で褒めてやりたいです。


ヤラの夢の中、と言う設定とは言え、まさにコウイチとヤラが表裏一体の存在であることが示された瞬間だと思った。

で、この時のヤラの表情がまた良い。
完全に心ここに非ずと言った様子で、されるがままになっている。
ああやっぱり逃げられないのかと、絶望しきってる感じがすごく良い。
そのあとの、狂ったように笑うリカ(アン)も良かった。

これも、このシェイクスピアがヤラの夢だからこそ出来たことなんだろうな。
ヤラの夢の中で、ヤラの現状を嘲っていると言うことは、ヤラ自身が、自分はそれだけのことをしたんだと思っていると言うことで。
オーナーの夢の中で、リカがあんな風に笑ってたら、違和感どころの話じゃなくなる。


ここまででも、かなり興奮していましたが、これだけでは終わらないのが今年のSHOCK。
夢はシェイクスピアから過去の再現へ。

床に刀を突き立てるコウイチ。
嫌がるヤラに、その刀を無理やり手に取らせる亡霊たち。
再現される光景。
蘇る恐怖。
倒れたコウイチに縋り付くヤラの姿は、まさしく悲痛そのものだったように思う。


悪夢から目覚めるヤラ。
まじ後ろから抱きしめてやりてえ…!

あんな夢をほぼ毎日見続けているんだとしたら、たぶんヤラはほとんど寝てないよな…とか、色々考えずにはいられない。


そして、ここでまたしてもユウタ。
雨の中ひとり打ちひしがれるヤラに傘を差しだすユウタ。
そんなユウタの手も拒絶してその場を去るヤラ。

まじユウタに犬の耳と尻尾が付いているのが見えた気がした。
ぺたんとうなだれている耳と尻尾が!



コウイチ復活後の、ビバリさんとの歌とダンスは、もう、ビバリさん凄いの一言。
ああ言う格好してらしたので、ビバリさんって元タカラジェンヌ!?と思ってしまいましたが、違うんですね。

しっかし、ビバリさんのダンス、格好いいですよね!
良い意味で男らしいと言うか。
後ろで踊ってるタツミの方が、きゃぴきゃぴした女の子っぽいダンスしてたように見えた。
くそう、かわいいじゃねえか、辰巳…。


Higherは、正直まだ違和感の方が先に来ちゃいます。
Why don't you~が好きすぎたせいもあるんでしょうが、去年は、Why don't youじゃないことに対する違和感ばかりが大きくて、あまり良く見てなくて。

今年こそは!と思っていたら、舞台下手でヤラが苦悩している姿に目が釘付けで、それどころではなくなってしまったと言う。

ぴんと張ってた細い糸が、コウイチの登場でぷつんと切れちゃったと言いますか。
まじ限界超えてパニック起こしてる感出てて、見てて辛かった(でもガン見

そんなこんなでちゃんと見られてないんですが。

Why don't youと違って、完全にコウイチメインで進行する曲なので、これはこれで、コウイチの人を引き付けてやまない魅力とか、周りを巻き混んでいく力強さとか、それに伴う傲慢さとか、あとヤラの孤独っぷりが出てて、いいのかな、と思いました。

大阪公演当たったら、その時こそは、ちゃんと見ようと思います、はい。




【その7】ぐらいまで、と言ってましたが、終わりませんでした。
まだ続きます。