莉奈の目の前には全裸とも思える所長が姿を現していた
しかし頭の部分は凹凸も無い卵形のつるんとした頭部になっているだけだった
「あ・・ああ・・・」
莉奈は一歩ずつ後ずさりをしていく
「怖がらなくてもいいのよ莉奈ちゃん。」
目の前の物体は尊敬する所長の声で話しているが
所長ではない人間ではない何かに変わってしまったことを本能として莉奈に教えていた
「ど・・・どうしちゃったんですか?所長」
「私はナイローンセルと同化したの。私はもう人間じゃない。ナイローンの女よ」
そう聞いた途端莉奈はひざから崩れ落ちる
逃げ場を探したが入口は1箇所だけしかもナイローンに塞がれてしまっている。
「悪いことは言わないわ。私と同じナイローンになれば人間だった事に後悔するわ。ナイローンにならなかったら後悔しか生まれないでしょうね。」
そういわれても恐怖心で何もできない。
「うじうじしているなら仕方ないわね・・・ふふふ
」
所長の腕が伸びてきて莉奈の腕に絡まる
解きほぐそうとしても相手のほうの力が強く解くことができない。
「好きよ。莉奈ちゃん。でもナイローンになってくれればもーっと好きよ」
そう言ってナイローンはキスをしたその途端莉奈の体の中にナイローンセルが流れ込んでゆく
着ていたものは全て養分となりその下からは同じ肌色だがナイロンの皮膚が姿を現した。
そして頭まですっぽり被った全身タイツの様になるとその形を崩していく
足元にはナイローンセルの水溜りができたがその中央から
莉奈の身長のところまで太い紐のようなものが伸びる
伸びきった後今度もやはりスタイルのいい女性のような形になっていく
そして仕舞いには身長以外瓜二つのナイローンが出来上がった
「そうね・・・あなたに名前を授けようかしら」
「あなたの名前はナイローン莉奈ね。」
「素敵な名前をつけていただきありがとうございますナイローンクイーン佐奈様。」
思ってもいない名で呼ばれたため佐奈は驚いたが
「新しい色のナイローンセルを作りましょう。そして地球をナイローンの星とするのです。」
2人はすぐに新しい色のナイローンセルを作り出した
そして佐奈はメタリックシルバークイーン佐奈に
莉奈はブラックナイローン莉奈に生まれ変わった