シンチャオ。
今回はちょっぴり真面目なお話。
今まで、コンダオ島の美しい自然、魅力を紹介してきましたが、実はこの地は、悲く残酷な歴史の残る島なのです。
コンダオ島は、約100年もの間、虎の檻との名を持つ「コンダオ刑務所」のある監獄島として恐れられて来ました。
1861年フランスの支配下に置かれていた時には、フランスからの独立を試みる活動をする人々が監獄に送られ、劣悪な環境下で刑期を過ごしたそうです。
また、ベトナム戦争時は、アメリカと南ベトナムによって、共産主義者がこの刑務所に送られ、再教育をさせられたそう。
19世紀以降、この島には20万人以上が収容され、2万人以上がこの場所で亡くなったそうです。
そんな悲しい歴史を持つコンダオ島の刑務所あとは、現在は見学できるようになっています。
コンダオに来たからには、ちゃんと自分の目で観て感じたいと思い巡って来ました。
※過激な写真もあるので、苦手な方はご注意ください。
真っ青な空の下にあるコンダオ刑務所跡。
青空との違和感がさらに不気味さを醸し出してる。
当時の様子がわかるように、人形が置かれています。
その表情が。
苦しみ、悲しみ、残酷さ、人間の負の表情を細かく表現していて生生しい。
当時、収容者は小さなコンクリートの部屋の中に足枷をつけられ、監禁されていました。
この天井が次の写真。
天井は鉄格子になっていました。
写真のように、棒で叩かれたり、上から石灰と水を撒かれたりと、拷問を受けていたそうです。
石灰と水は化学反応を起こして、火傷を負うほどの熱さに。
考えただけでも恐ろしい。
このような建物が立ち並んでいます。
ふと壁の上を見ると
恐ろしくて鳥肌が。
脱獄しないよう、全ての建物や塀の上に、尖ったガラスの破片が突き刺してありました。
きれいな青空の下にこんなにも残酷で苦しみに満ちた場所があるなんて。
大好きなベトナムを知る上で、悲しい歴史も受け止め、知ることの大切さを感じました。
現在は、観光地化されていて、観光客が訪れています。
美しく楽しい場所にも、悲しい歴史は残っているのですね。
旅をしながら、その土地の歴史も知り、学んでいきたいと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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