こんにちは。あらかぶです。

 英語を教えているときに非常に困ることの一つに「意訳表現が多い」ということがあります。

 もちろん、会話していることが前提なので「意訳」で理解しておけばいい場面もありますが、それが後になって非常に困るということを何度か経験しています。

 極端なことを言えば

 Good morning. を「おはようございます。」を意訳することですね。「おはようございます」はわかるけれども、[good][morning]の意味を知らずに覚えているせいで、後になってそれぞれの単語と意味を覚えるといったことが起こっています。

 なぜこれが問題なのかというと、例えば大学入試で出てくる英文がありますね。知らない単語もたくさん出てきます。知っている単語ももちろん出てきます。それらが出てきて初めて文を読む時に、基本となる単語の意味を知らない状態で意訳ができるかどうか・・・というと、答えはおそらくNO! ですね。

 加えて、なぜ相手に対して[Good morning]というかを理解することが文化を理解するために大事なことなのですが、そこも抜きにして≪「おはようございます」と訳せ≫というのはあまりにも乱暴な気がします。

 入試的な意味合いからも、文化学習の意味合いからも、まずは直訳、そして意訳を考えていかなければいけないような気がしています。