こんにちは。あらかぶです。
高校1年生の今回の定期考査の出題範囲の中に、「羅生門」が入っているようです。
高校1年生に感想を聞くと「何となく、恐ろしい」「どう学習したらよいのかわからない」といった話が聞こえてきます。
しかし、「羅生門」という作品は、私が高校の頃も教科書に載っていた作品ですね。つまり、そこには「載せ続けている理由」があるのです。
この理由を、「読解の観点」から考えてみると、羅生門は小説(物語)の読解練習に非常に良い作品なのが分かります。
小説(物語)の読解のポイントは、「登場人物の心情の変化」にあります。
ある出来事(きっかけ)を通して、登場人物の心情がそれまでの心から変化していく・・・。
これが、羅生門の中には数多く見られるのですね。
だから、羅生門を読むときには「心情がどう変化したのか」と、「心情が変化したきっかけは何か」を意識しながら読んでいくとよいですね。おそらく、出題はそのような部分になってくるはずです。
加えて、羅生門では「人間の心」について考えさせられる話でもあります。そういった教育的観点からも、この文章は教科書に載せるべきと考えているのでしょうね。
羅生門を読むときの参考にしてもらえればと思います。
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