お笑いコンビには
ふたりで一緒にネタを作るコンビと
どちらかだけがネタを作るコンビがいます
どちらかだけが作るコンビの場合
ネタを作らない人にはさらに
作らないことに罪悪感やコンプレックスがある人と
作らなくてもまったく罪悪感がない人がいます
前者の代表はかまいたちの濱家など
後者の代表はオードリーの春日など
まだ売れない頃のオードリーの場合
若林がうんうん苦しみながらネタを作っている横で
春日は漫画を読んだりしていたそうな
売れたいまでも
若林はそんな春日に無償に腹が立つ瞬間があるらしい
若林からすれば春日に
ネタを作らなくて申し訳ない、とか
ネタを作ってくれてありがとう、とか
俺もネタ作れるようになろう、とか
このネタもっとこうした方がいいよ、とか
言って欲しいのに
春日がただただ受け取るだけなのが腹立つのでしょう
もし若林が春日の立場なら耐えられないんだろう
「なのに何故お前は何とも思わないのか!?」
↑人間関係あるある
先日ある番組でその話題になり
若林が春日に
「お前は漫才師じゃない!
(できたネタを受け取るだけの)受け取り師だ!」
と罵っていました(笑)
でも罪悪感がない人には
周りがぎゃーぎゃー言ってもムダですよね
※褒めてます
(罪悪感がないフリじゃ駄目だけど)
本当にないのであればどっしりしてるから
逆にぎゃーぎゃーわめかずにはいられない人の
恐れや嫉妬などを浮かび上がらせるチャンスを作れます
「受け取り師」って春日にぴったりのあだ名だなぁ
春日さんはたしかに
自分から何かを要求しないですよね
※そういう場面をテレビでもほぼ見ない
東大受けろと言われれば
真面目に毎日勉強するし(落ちたけど)
ここで待ってろと言われて
ロケ車の中で6,7時間ひたすら待ち続けたという
ドッキリもありました
何も生み出さない ←かどうかは知らないが
ただ来たものはすべて受け取る
まさに「受け取り師」
もし春日が罪悪感を持つとしたら
来た仕事を断らなきゃいけない時なのかな〜
受け取れないから
そしてもし若林が罪悪感を持つとしたら
いいネタが作れない時かな〜
生み出せないから
生み出す人と受け取る人だから
きっとオードリーはいいコンビですね(私は好きです)
お笑いコンビってこういう組み合わせが多いと思います
これ、どっちの方が良いとか悪いとかは
ないと思うのですが
春日さんは受け取ることに罪悪感がなく受け取っている
印象なのに対して
若林さんは生み出すことにまだちょっと罪悪感がありそう
なので
人間性の軍配はいまのとこ春日さんに上がります
わたしは完全に若林寄りのタイプなので
この結論は悔しいですね〜
そういえば
相方がネタを作らなくても一切文句がないコンビもいますね
華丸大吉とかそうじゃないかな
そうであればなにより
私は春日さんタイプの人になりたいとは特に思わなくて
若林さんのような
自己の内側からの創造性を受け取る=ネタを作る
という意味での
「受け取り師」
が好きですしそうなりたいと思います
春日さんのように受け取るのは
きっと耐えられないと思ふ。。
先日選んだボトル
受け取り先が内側からの人ですねやはり