先日の夜
隣の部屋から声を荒げているような
だんなさんの声が聞こえてきました
(珍しいな、誰と電話してるんだろう?)
あとで聞いたら
だんなさんのお母さんからの電話だったそうです
私達のことを心配してくれているらしい
「それにしてもサ!」←だんな
しょっちゅうかかってくるのと
大した用じゃなかったり
それ俺に聞くかみたいなことでかけてくるそうです
義理母はたしかに心配性なところはあるけど
頻繁に電話をかけてくる人じゃないので
「今はこういう特殊な状況だから仕方ないよ」
・・とはなかなか思えないみたいですね、だんなさんは
でも旦那さんの苛立つ気持ちはよくわかる
私がだんなさんと私の母と3人暮らしをしていた2年前
母がなんでもテキパキこなしていたかつての母では
徐々になくなっていく中で
私は苛立ってつい母にキツい言葉を投げてしまうことが
しばしばありました
そんなときだんなさんは嫌な顔せず
むしろ楽しそうに母に付き合っていました
私はそんな寛容な気持ちには
どうしてもなれなかったけど
カウンセリングやセラピー業界の常識として
「身内にはするな」というのがあります
身内に対してはどうしても個人的感情が入り
ジャッジなくその人の話を聞き
ありのままのその人を受け入れることが難しいからです
自分がそうであって欲しいと望むその人
・・を押し付けてしまうんですね
無意識に
私もだんなさんも
義理の母に対してはものすごーく寛容で
なにされてもいまのとこ全然苛立ちません(笑)
ありがたいことに私達は
自分の親も相手の親も大好きです
それなのに
実の親には苛立ってしまい
義理親にはとても寛容
この違い!
義理親には良い意味で期待がなく
ただ愛と尊敬の念だけがあります
親が4人いるというのがいまだに不思議な感覚
だんなさんはともかく
その家族までひっくるめて愛することができるなんて
不思議でならないアメージングです
私もだんなさんも自分の母親と
仲良し〜大好き〜ベッタリ〜みたいな関係性では
全然ないんですよ
それでもやはり実の親とは
とても近い(近過ぎる)関係なのでしょう
近いから愛憎ともに強いし
近いから傷つけて(られて)しまう
愛憎入り交じりながら愛を経験する
「愛はときに愛とは思えないやり方で
愛の何たるかを教えてくれる」
咲き乱れる薔薇
義理親は実親とは全く違う感情で
でもどちらも同じくらい「親」だとしか思えません
生まれた時から大人になるまで
一緒に暮らし成長を助けてくれた親と
大人になってからあるとき急に
親子という関係性になった親と
同じくらいの感情を持てていることが不思議でならない
一生かかっても追いつけないと思える
存在がいるのは本当にありがたく感謝しかありません