私が20代の頃

 

バイト先で一緒だった大学生の彼は

絵にかいたような腐れ男でした

 

劣等感が強くてプライドが高く

斜に構えてカッコつけ

 

店長には反抗的お客様にも愛想悪いし

遅刻も当たり前

 

顔はまぁまぁいいのにイタいその態度に

女子にもあんまり相手にされてませんでした

 

 

私はそういう人の方が気が合うところが昔からあり

※似た者同士なのか

よく飲んだり遊んだりしていました

 

 

彼が30歳を越え

守りたい女性と出会い

結婚すると報告してくれた時の言葉が忘れられません

 

「かおりさん

おれ、やっと普通のおじさんになれました!」

 

私は感動して後でこっそり泣きました(笑)

 

 

オードリーの若林さん結婚した記念?に

若林さんのエッセイ「ナナメの夕暮れ」を読んだら

ふとそのことを思い出したんですよねぇ

 

 

多分若林さんもバイトの彼も私も

劣等感が強いんです

 

若林さんは「世界を肯定したい」と言ってましたが

私もまさにそれを願ってきました

でもその為には自分を肯定しなくては始まらない

 

それは自分の弱さやカッコ悪さを認めること

時別な人間じゃない自分を認めること

 

普通のおじさん(おばさん)である自分を認めること

 

 

劣等感が強くて自意識過剰な人間は

自分に意識が向きがちなわけです

 

でももし心に想う誰かがいて互いに信頼があれば

自意識は自然と静まるでしょう

 

 

 

IMG_6075.jpg

 

 

私は普通のおばさんになれたって

胸を張って言えるかな

 

・・まだあの時の彼ほど

清々しく言えないような気がする

 

彼の方が一足先に大人になったのネ

おめでとう

 

・・・・・・・・・・

 

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