今日は風と雨が強かった。
桜は一気に散り去った。
近所のお寺の桜も。
天の川ね、まるで。
こういう昼なお暗い憂鬱な日は。
子供の頃
学校に行くのが嫌いだったわたしが
仮病で学校を休んで自室にいた時間を思い出します。
(本当なら今頃学校にいる筈なのに家にいる)
自分がいる筈じゃないところにいる時の浮遊感。
静けさのあまり
井戸の底にゆっくりと落ちてゆくような感覚。
お父さんもお母さんもみぃんな
いなくなっちゃったんじゃないかという不安感と。
そして何処からかわたしを包む安堵感。
・・・夢ばかり見ていましたね。でもそれが至福の時で。
憂鬱も悪くないとさえ思います。癒される。
これまた近所のお寺の境内。
ここもまた桜の絨毯ができあがっていました
・・・が、よぉく見ると
奥のお賽銭箱の上に何かちょこんと置いてあります。
ん?前はなかったぞ。なにかしら。近づいてみよう・・・
わぁい。
福を呼ぶフクロウの「福郎ちゃん」だって。
(俺の頭なでていいよ)
って福郎ちゃんが言ってくれたので、なでなでしてきました。
あったかかった。
憂鬱に浸っていた心が、今度は一気に喜びに満たされた。
憂鬱も悪くないけど、喜びも癒されるよね(笑)。