この数か月は、父の体調が思わしくないことにより

時間を見つけては実家に帰る日々。


今日はお正月以来の帰省でした。



とは言っても

久しぶりに目覚ましをかけなくてもいい朝だったので

寝坊して


実家に着いたのは午後。


しかもずっと昼寝してた(苦笑)。


なので父とは

来たときと帰るときに声かけた程度でしたが。



帰り際に父の部屋に行き、寝ている父に


「じゃあまた来るね」


とだけ言って廊下に出たら


部屋の中から「お~い」という父の声。


再びドアを開けると


「もう暗いから泊っていったらどうだ」と。



気性の激しかった父。 ← そういうとこ大島監督に似てる


でももう最近ではほとんど寝たきりでしゃべることもなく

あまり表情もなく

感情もあらわにしなくて。


相も変わらず表情のない白い顔のまま

でも父はそう言いました。



グッと胸が詰まったけど


「明日早いから今日は帰るね。また来るよ」


と、極力平静を装ってそう言ったら


何も言わずに父はただこちらを見ていました。



そのとき思い出しました。


「(私の初恋の人ってお父さんだったんだ)」



(笑)実際には

初恋が誰なのかさっぱりわからん私ですが。


※みんな「初恋は誰々」とかはっきり言えるものなのかしらん



むしろ若い頃は父が大嫌いだった私。


・・・でもなんでだか、その時そう思えたのです。




ビートたけしの語録のひとつに


「30過ぎて親を許せない奴はバカだ」


というのがあるのですが、そうですね。



間に合って良かった。




青空ボトル

青空ボトル


実家に住みつくノラ猫一家シリーズ。


神出鬼没でなかなかお目にかかれないのですが

今日会ったコは知的で品の良い美人さんでした。