今年忘れられないことの一つは

夏に被災地でボランティア(がれき処理)をしたことです。



あのときの体験。



長靴で田んぼに入って


壁のきれはしやら養殖の貝やら衣服やらがからまっているのを拾い集めながら


ふと顔を上げると


(かつては何かあったであろう)なぁんにもないただ広いだけの風景の中で


私は確かに「希望」を見つけました。


どんよりしたグレーの空一面に希望が満ちていたのです。


本当に!素晴らしく!



ノアの箱舟のように


すべてを失ったあとに「希望」を見つける。



では、失わないと気づけないのか?


・・・いいえ、実は何も失っていないことに気づくのです。

あのときの体験で心からそう感じました。



家族や、家や、仕事や、いろんなものを失った方がいるのに

実際の被害に遭っていない私が何を言えるのか。


だから私はこれからも失った彼らのサポートをできるだけしたいです。


そして同時に

何も失っていないこと・世界は希望に満ちていることを伝えられたら。


そのために、私自身がいつでも希望と共にいられるように。



これが来年の抱負かな。