倍音の月12日・KIN232黄色いスペクトルの人
こちらがジョバンニ・アレヴィ。41歳、イタリアン、男性、ピアニスト&コンポーザー。
最新アルバムのジャケットですね、これは。
わたし的にはこの写真はいただけません(苦笑)。
生ジョバンニは初めて見・聴きました。
服装がジーンズにTシャツなのは有名だから知ってたけど、全然嫌な感じはなかったです。
多分、彼がウケを狙ってそうしてるんじゃなくて自然にしてた結果それなんだなと分かるので、嫌味じゃないのです。
1曲演奏が終わるごとに、彼は立ちあがっておじぎをしてくれます。
目を閉じ胸に手をあてうっとりと微笑みながら。時に両手で頬を覆いくねくね恥じらいながら(↑あのビジュアルでですよ)
「(おまえは楽しんごか!)」 と、突っ込み。
退場時には、飛行機のマネごっこみたいに両手を広げ、ぶーんと走り去ります。
そしてアンコールの入場も同じくぶーんと走ってきてピアノの周りを回りながら着席します。
紙一重的な挙動不審ぶりに思わず
「(おまえはもう中学生か!)」と、突っ込み。
いや、でもそんなことはどうでもいいのです。
演奏は素晴らしかったですよ。
とても女性的な人(音)だなと感じました。
少年というより少女のように純粋で繊細で夢見るように演奏します。
そこに(人にどう言われようともジーンズを貫くような)頑固な大人びた強さや、エゴイスティックな自我も感じられて、奥行きがあるのです。
でも音楽に対しての純粋さは嘘じゃない。そこが心を打つのだと思います。
「音楽があってよかったね」と、なんか言いたくなってしまった。
私はアーティストには
・上から降りてくる系 と
・下から湧き上がる系 と
・ハートから溢れ出る系
があると思っているのですが、彼はハートから溢れ出てる感じ。溢れて溢れてどうしようもない・・・みたいな(笑)。
そんなところが?ときに激情的でドラマチックな演奏もあって、私は穏やかで繊細な曲よりも、ドラマチックだけど繊細さも合わせ持つ曲がとても気に入りました。
正直申しますと、彼のオリジナル曲だけじゃなく彼が弾くショパンなど聴きたかったです。
次回はショパンかシューマンでお願いします。
ジョバンニのアルバムジャケットはいただけなかったので、いただけるジャケットもご紹介。
11月20日のブログでご紹介したオーレン・ラヴィのアルバムジャケットです。
こっちの方がなんぼかイケてます。しかしやはり
「(チェロ・・・濡れちゃいますよ・・・)」と、突っ込み。 ←何故かジョバンニよりも丁寧な言葉使いで、笑
ものすごく良いアルバムなのですが、残念ながら日本で売ってません。
聞きたい方、貸しますよーーー。
気づけばどちらのジャケットもモノクロ写真ですね。
そういえば最近黒い服を良く着ます。オーラソーマを始めてからめっきり着る気がなくなってたのに。
もともとアマーリエサロンに飾ってある絵や写真はモノクロです。
モノクロームの世界は、色を自分の内側で自由に想像(創造)できて、より色を見る・・・というより感じることがあります。
黒が好きなのです。メタトロンのせいで黒の魅力を再確認。