倍音の月8日・KIN228黄色い共振の星
いや~、昨日のブログに書いた「秋の芸術祭」のうち、世界の香水瓶の展覧会に行けました。
ちょっとハードスケジュールでしたけど行けて良かった。素晴らしかったです。
展覧会では、紀元前から21世紀まで・各時代の香水瓶が展示されています。
本家・ポマンダー(オーラソーマのポマンダーの語源でもある中世に使用されていた練香入れ)もあったり、あとなんと!レディポルシャの姿の香水瓶まであったのよ。
静かな会場の中、オーラソーマを知ってる人なら誰もがそこで立ち止まりニヤついてしまうでしょう(笑)。
そんな中で私は現代の香水瓶たちがダントツに好きでした。
昔のデコラティブなものも美しいけど、現代のデザインはより洗練されていて観念的でちょっと近寄りがたい美しさと言いましょうか。シャム猫みたいな。でもそこがイイ。
特にやっぱりラリック!
ラリック本人はとうの昔に旅立っています。
本人の作品も良いけど、ラリックイズムを受け継いでいる工房の作品がまた素晴らしいのですよね。
死してなお、生きて進化するラリック。すごいな~。
私はこういう作品を観るときに、作者がどんな気持ちでそれを作ったのかを想像するのが大好きです。
そんなとき、私も夢の中にいるような気分になります。
どんなに小さな名もなき作品にもドラマがある。私が知らない誰かがそこで確かに生きていた証がある。「僕(私)は生きている!」と魂が叫んでいる。
そのドラマに感動するのです。
おとといのブログで「私の一部が生きたいと渇望している」と書きました。
昨日、ある瞬間にはっとしました。
生きさせてあげる術が見つかったのです。それが私がアートが好きな理由です。
明日からレベル3。
生徒さんにとって良い時間になるように、カミサマ助けてください。
私も私にできる精一杯を尽くします。