電気の月25日・KIN189赤い共振の月


1年ほど前からでしょうか。

テレビ画面の右上から、なにやら文字が消えなくなったのは。



青空ボトル



「アナログ」?


私はまたリモコンのへんなボタンを押してしまったのかと思ったのだけど、なにをどういじっても消えず。


やがてそれは、この期に及んでまぁだアナログテレビを見ている人に対しての、国家からの警告(お知らせとは言わないゾ)だということが分かり・・・けっこうショックでしたね。


決して大げさでなく「強制的に従わなくてはいけない、しかも国家に」という現実に晒され、民主主義の時代に生まれた自分としてはちょっと恐怖を感じました。追い詰められるような感覚が・・・。


でもまあ特に何をするでもなく「そのうちね」と言いながら時は過ぎました。



そして2,3ヶ月前からかなぁ。


今度は画面下方にまたしてもなにやら文字が消えなくなりました。



青空ボトル


分かります?「お問合せ先・・・(以下省略)」と書いてあるの。番組のテロップじゃないんですよ。


そのときやってる番組とは無関係に「2011年7月から地上デジタルに変わりますよー。このテレビじゃ見られなくなりますよー」の警告文が、常時映し出されるようになってしまったのです。


画面右上の小さな「アナログ」くらいなら大して気にならなかったけど、番組と関係ない文章が常に画面の下のほうに写っているのはさすがに気になる。


こうして私たちは更にジリジリと追い詰められていったのです。



そしてついに国に屈服する時がきました。


耐えかねた私とだんなさんは、先日ビッグカメラで地デジ対応テレビを購入しました。もうすぐ我が家にあの薄っぺらいテレビが届きます。


国に従う代わりにエコポイントもらったけど、でもなんか悔しい(笑)。



何十年もひたすら毎日働いてくれた農夫のようにたくましいブラウン管テレビよ、さようなら。

そしていまだブラウン管テレビを見ている同志よ、私たちは一足先に旅立ちます。君達は最後の最後まで耐え抜いてくれ!


ああ、なんか辛いなー・・・・・あ!?まさかこれもメタトロンじゃあ!? ←そう考えると楽しい