5月21日の日記に書いた「ようこさん」に遭遇してしまいました。→ 5月21日の日記  


今日、神楽坂のいつも買い物するお菓子屋さんに入ろうとしたとき、外の通りまで響く大声でしゃべりまくるおばさんの声が聞こえてきました。機関銃とはまさにこのこと!


一瞬お店に入るのをためらった私ですが、買わなきゃいけないものがあったのでそれでも入りました。

小さな店内では、そのおばさんとお店の女将らしいおばさんとでなんかしゃべってたんだけど、話の内容を全く覚えていないくらい、その話し声のパワフルさに驚愕しおののいてしまいました。


私は相変わらずの人見知りで、「関わらないようにしよう・・・」という消極的な姿勢でいたモンで、おばさんたちの顔は見ていませんでした。

しかしそのおばさん、話が止まらなくてお会計なのにお札を手に握り締めたまま一向に払おうとしないのです。6千いくらのお会計で一度お札を数え始めたんだけど、話しながらで実質数えていなかったらしく(そうでしょうよ)、3回も数え直していました。「(7枚だよ!)」と、心の中でつっこむ私。


で、思い出したんです!そのおばさんが5月21日に私が間違えて挨拶してしまったおばさんだって!

そしてお店の女将さんが「ようこさん」だって!そういえば、今もようこさんようこさんって言ってるし、私が挨拶間違えたのもこのお店の前だったし。


その瞬間、あのときの恥ずかしさというか虚しさが蘇り心がずぅんと落ちてしまいました。

私は余計に顔を隠すようにお店の端っこに立ち、棚に並んでいるお菓子の見本をいつまでもいじっていたのです(涙)。


・・・10分くらいでようやくおばさんが帰り私の番になりました。


そのときようこさんが微笑みながら「ごめんなさいねぇ。お待たせしちゃって」と言ってくれたのです!


「(わーーーわーーーわーーー(嬉しさのあまり心の中はパニック状態)」


以前の日記にはしょっちゅう書いてたけどアメブロでは初めて書くことですが、私は人見知りが激しいせいか人から突然話しかけられることに免疫がなく、そのような状況に遭遇するとびっくりしてハートが縮みあがってしまうのです。

このときもホントにびっくりして「いえ・・・」しか返せなかったのですが、でもこのときは嬉しかったんです。


私は5月21日の一件があったせいで、心のどこかでようこさんたちに「恥をかかされた」という苦手意識があったんでしょう。だからあまり近寄りたくなかった・・・用事だけ済ませてサッサと帰ろうと思っていた・・・。なのに、こんな私にようこさんはとても優しい言葉をかけてくれたのです(もちろん私が勝手にワタワタしていただけなんですけど)。


しかもしかもお会計の時に「これ、試食用のシュークリームなんだけど」と言って、お菓子を分けてくれたんです。私の顔を覚えていてくれたのでした。確かに常連だけど、でもなんで私に~?


(5月21日の)あんなに小さなことであんなに落ち込み、こんなに小さなことでこんなに嬉しいなんて。


お会計を済ませお店を出るときには気持ちが落ち着いていたので、笑顔で「ありがとうございました」と言えたと思います。


でも後で思い返してみるほどに落ち込みます。


(知り合いでも通りすがりの人でも)私の周りの人は私に対してみんなとても優しくしてくれるのに、私の方は人の優しさを信じられない・野良犬のような人間だとしか思えなくて。

なんでこんな私に優しくしてくれるんだろうか。私はそんなに優しくしてもらうに値する人間だろうか、否。


なのになんでぇ?なんでみんなそんなに優しくしてくれるの?いいんですか?だって私なんて・・・ううう・・・(涙)。