気付くと1ヶ月があっという間に経ってしまうの、時間がバグってるとしか思えない。

 

去る2月6日にいつもの定期検診がありました。

今回も安定の異常なしです!よかった~!

次の定期検診(GW前)で寛解5年ということで、次が最後になります…!

大量エトポシドが心臓に負担をかけていたらしく、主治医としては心機能を見ておきたいそうで、

最後に肺機能とか心臓の検査もまとめてやって、安心して病院通いを卒業する予定です。

 

そういえば、これ書いたっけ?

ホジキンとは直接関係ないんですけど、年末から低用量ピル飲み始めたんですよね。

これがもうめちゃくちゃ救世主で、毎日体調良くて、吐き気もなくて…!

また今度改めてピルの話も書いてみたいと思います。

 

桜が咲く前に次のブログ書きたいな~!

今年もよろしくお願い申し上げます。

転職活動は難航してます……。

 

昨日の晩、肌を伝うほどの寝汗で夜中に起きてしまいました。

寝室は常時21℃設定で暑くはないし、モコモコの厚着で寝てるわけじゃないし、

怖い夢を見たわけでもないし、ほんと初めての寝汗の量でビビってます。

ホジキンリンパ腫の最中でもあの量は経験したことないです。

 

再発の症状とかじゃ…ないよね…??

次の定期検診は2月6日、私の誕生日なんですけど、

寛解5年を目前にしてそんなこと……ないよね…???

今回の定期検診も、血小板の数値がちょっと低いくらいで特に異常ありませんでした。

よかったよかった(*'v'*)

白血球数 4.4 

赤血球数 3.81

血小板数 149(L)

NEUTRO 53.0

MONO  7.7

これ結果表の数値そのまま書いてるけど、結局単位とか知らずにここまで来ちゃったな…

病気のことあんまり知るの怖かったけど、ちょっとくらい勉強したほうがいいかしら。

 

主治医のいる病院は家から1時間半くらいの場所にあります。ちょっと遠い。

次の春のころに寛解5年目を迎えるそうで、そしたら今やってる3ヶ月に1度の

通院は一旦終了にしましょう、とのお話をされました。

検査を皆無にもできるらしいんですけど、発見時ステージⅣでしんどい思いをしたので

ゼロにはせず、今後は提携クリニックで半年~1年に1階の検査にしてもらう予定です。

万が一なにか見つかったら主治医のところに戻ってこられるそうです。

何もないのが1番だけどね!

 

通院がなくなれば主治医と会うこともなくなります。

あくまでガンの主治医であって、普段の風邪とかで会うことはないので。

病院で働く人は贈り物とか一切受け取れないって決まりがあるらしいんですけど、

感謝のお手紙くらいは受け取ってもらえるかな?

 

 

最近、仕事の面接の予定を入れ始めました。がんばるぞ!

失業手当があるから気持ちに余裕を持って求職活動できるわぁ。

パワハラ退職から大体1ヶ月が経ちました。自己肯定感マイナス状態は相変わらずです。

そんな状態で1人で家にいても鬱々と無駄に過ごしてしまうと思い、とりあえず行動しよう!と

思い立って、ここ1ヶ月は以下のことをしていました。

 

①失業手当を申請しよう!

②次こそは既往歴や体調に理解ある職場を探そう!

③職務経歴書を作ろう!

④がんサバイバーに支援制度があるか調べよう!

⑤パワハラした会社になんか…なんかしたい!!

 

これらの動機・用事を作って無理やりにでも外に出るようにしました。

収入が途切れたので今までバス使ってたところを自転車にしたんですけど、

夏ほど紫外線も気にならないし、涼しい風を切って爽やかに走れるし、運動できて楽しい~!

外に長居すると食費だけは増えますけど、そこは仕事辞めて時間ができたことだし、

夕飯の自炊とかで何とかやりくりしていきたいところです(*'v'*)がんばるぞい!

 

↓↓↓こんなこと頑張ってたよ↓↓↓

 

 

①失業手当を申請しよう!

まず、こちらはハロワの管轄ですね。雇用保険というものです。

私は3年弱パワハラクソ会社に在籍していて、雇用保険に加入していたので申請できました。

あの会社のことだから「自己都合退職」で離職票を送ってくると思ってたのですが、

まさかの「退職推奨」つまり「会社都合」退職で送ってきてくれました。やりゃできんじゃん。

自己都合か会社都合かで、支給が始まるまでの待機期間がかなり違ってくるんですよね。

結果オーライだけど、どうせ自己都合で離職票発行するだろうと構えて用意した

パワハラの証拠とか診断書、無駄になっちゃいました(笑)

失業手当について漫画で解説、シミュレーター付きで分かりやすかったサイトはこちら

 

そうそう、離職票についても軽く揉めそうになりました。

退職日から半月経っても届かなくて、胃痛をこらえながら本社に催促の連絡をしたら

「うちはパートには本人から希望されないと渡してない。リザさん離職票ほしかったの?

 聞いてないけど、いつ、誰に連絡した?会社に言ってくれないと出ませんよ?」だって。

じゃあ今請求するんで早急に送れと伝え、このことを後日ハロワと労基に伝えたら

「離職票は辞退されない限り原則発行するものなんですけど…変わった会社ですね…」と。

いいんだよ……はっきり「マジでクソブラックですね!!」って言ってくれても……(;´∀`)b

 

 

②次こそは既往歴や体調に理解ある職場を探そう!

これもハロワですね。

まず抗がん剤の後遺症自体を知ってくれてて、それに対して配慮ができて、休んでも

仕事の成果で取り返せば真っ当に評価してくれて、病気のことで人格否定してこない職場…。

当たり前ですが、ハロワ内の検索機や民間の求人を眺めていても有無は分かりません。

それに私が事業主なら何のメリットもなければそんな面倒な人材は取りたくないです(キッパリ)

これを地元ハロワで相談したところ「専門の相談員がいるハロワに行ってみて」とのこと。

長期療養者就職支援事業(がん患者等就職支援対策事業)という国の事業があり、

ガンの治療をしながら働きたい人も、治療の後遺症が残って辛い人も対象です。

 

 

③職務経歴書を作ろう!

上記制度の支援員のいる大きなハロワは自宅から電車で1時間ほどで少し遠いのですが、

現在、週1で通っています。と言っても、まだ具体的な求職活動は始めていません。

今回はより慎重に職探しをしたいので、いつもは履歴書だけで求人に応募してましたが、

今は「職務経歴書」というものを作っています。履歴書とはちょっと違うものです。

職務経歴書に今までの職歴の他、既往歴についてもオブラートに包みながら書くことで、

がんサバイバーに理解ない・する気のない会社には書類で落としてもらおうという寸法です。

自分がこれまでしてきた仕事、得たもの、長所などを改めて見つめ直す作業は

気恥ずかしいし、すごく難しいです…。だって自己肯定感マイナス人間だからァ…!

そこも専門相談員さんの手腕なのか、添削する時に的確なアドバイスをしてくれます。

入院期間が長くて学歴も職歴もないと嘆いてた私でも、添削2回でかなり立派な職務経歴書に

なりつつあります。公開できないのが残念なくらい、ちゃんとしてる感あるんですよ!(笑)

 

 

④がんサバイバーに支援制度があるか調べよう!

それでも企業が私たちガン患者、がんサバイバーを雇用するのは色々とリスキーでしょう。

そこで専門支援員さんに聞いたのが「東京都難病・がん患者就業支援奨励金」というもの。

中小企業がガン患者・サバイバーを雇用すると都から企業に奨励金が出る制度です。(要約)

職場が東京都内であること、半年以上継続して雇用すること等、色々条件はありますが、

これ、結構強みになると思うんですよ。従業員って雇用形態に関わらず、その人に払う給与の

大体3倍が保険料等「人件費」として会社の負担になるそうなんですが、この奨励金があれば

そういった出費なしで人が雇えるんですよね。額によるけど、下手したら負担額が給与だけ。

すごい雑な計算ですけど、月8万の給与のバイトにかかる人件費が16~24万としても奨励金

40万あれば?実際はこんな黒字は出ないにせよ、支出減は中小企業には魅力でしょう。

まだ知名度の低い制度ですが、既往歴入り職務経歴書で弾かなかった企業と面接できれば

その場で「私を雇うと金銭面でもメリットあるかもですよ!」と売り込むことができます。

 

売り込むよ!私はこれを売り込むよ!!

仮に私が面接で落ちても、その企業がこの制度を知ってくれて、ガン患者の雇用に積極的に

なってくれたら落ちた私も報われます!!!いや落ちる前提で面接に挑みませんけどね!?

 

 

……ちなみに、ダメ元で「何か使える制度ないかな~」な気持ちで役所にも行きましたが、

結論から言うと、なかったです!四肢や臓器の一部が損失だとか、半身麻痺が残ってるとか、

いわゆる「障害者」に該当する後遺症でない限り、がんサバイバーには何もないみたいです。

確かに私の後遺症も「一般と比べて」「寒暖差に弱い」「体力がない」「免疫力が低い」とかで、

こうして書くと地味だけど、常時重複してるから日常生活すらしんどい日があるのですが、

この程度では「健常健康ではないけど障害でもないから頑張ってね!」になっちゃいます。

役所の方は「ガン患者さんやサバイバーの方は年々増えていて、こういった細かいことでも

生活や就職に難儀されている方がいるのも分かってるのに、我々に何も出来ないのは

制度の穴を痛感します」と申し訳なさそうにしてました。職員さんのせいじゃないよぉ…!

今後、治療の質が上がれば該当する人も増えるでしょうから、整備されていってほしいです。

 

 

⑤パワハラした会社になんか…なんかしたい!

 

最後のこれは労基です。労働基準監督署です。
嫌なこと言われたり病気のことバカにされたり、まぁそのへんはいいとして、
申請した有給休暇を握りつぶされて支払ってもらえなかったのはやっぱ納得いかない!
こちらは「個別労働紛争解決制度(労働相談、助言・指導、斡旋)」のうち、「斡旋」に頼る
ことになりそうです。ただ法的強制力はなく、制度自体がダメ元という何とも頼りない制度汗
労基の職員さん曰く「労基局長の名のもと指示するから普通の企業は言うこと聞くもんだけど
たまに変な社長さんだと無視する会社もある。無視しても会社に罰則とかはない」とのこと。
もと弊社のクソっぷりからすると無視するような気もします。
これでダメならブログやTwitterで社名をやられたことを晒すくらいのことしか出来ないww
さすがに晒したくないので、応じてくれることを祈るばかりです。あんまり期待はしないけど。
やるだけやってみて、あくまで本命はさっさと次の仕事を見つけることですね。腹は立つけど!
 
 
 
 
 
珍しくすごい長いブログ書いちゃった!
読んで下さった方、ありがとうございました。

TwitterアカウントへのリプやDMお気軽に。

メッセージ頂けたら、やっぱり嬉しいです。全部読むし、遅くなっても可能な限り返します。

マギーズ東京(別窓)

 

がんに関わったことのある方なら、行ったことがある方、

名前だけでもご存知の方は多いかと思われる施設です。

どんな場所か、何ができるのかはリンク先を見てみてくださいね。

 

お邪魔したのはよく晴れた涼しい日でした。

ゆったりしたゆりかもめで話題の豊洲市場を見下ろしたり、都会特有の人工物の

青く美しい景色を眺めたりしながら、「市場前」という駅で降り、歩いてすぐです。

駅からは目視では分からないので、改札出てからちょっと戸惑いますが、ほんとにすぐ。

コスモスを中心に色んな花が咲く小さな花畑の向かいにマギーズ東京はあります。

こぢんまりとしたログハウスのような可愛い建物です。隠れ家カフェのようでした。

 

私は何か目的があったわけでもなく、Twitterで勧められたから、というだけの理由で

衝動的に来てしまったので、どう入ろうかうろうろしていると(不審者)、

スタッフの方が「こんにちは」と優しく声をかけてくれました。

ここ最近の私は己の無能さにほとほと嫌気がさしまくった劣等感の塊だったので、

「初めて来ました」たったそれだけ声を振り絞った途端に泣きそうになってしまって、

さすがに家の外、しかも初対面の人の前で泣き出すのもどうかと堪らえようとしたのですが、

「ここでは泣いてもいいんですよ。頑張って来たんでしょう」と優しさの追撃を喰らって陥落。

小さな玄関をくぐる頃にはぼろぼろ泣いてしまっていました。

でも誰も理由を無理に聞いたり、冷たい目で見てこないの。それがまた泣けてくるの。

 

この時に泣いてしまった主な理由は「一人でここまで来られた」でした。

劣等感こじらせてメンタルが弱るとすぐ体調にも響くので、ここ数日は食べられないし

眠れないし出かけるだけで動悸と吐き気がするしで散々だったんですね。

そんな状態でよく片道1時間も電車に乗ろうと思ったもんだ。どうかしてるぜ。

どうかしてるのに、何やかんやちゃんとできちゃった。なんだ、私やればできるじゃん、

やればできるじゃん~~!!そうやって自分を褒めながらわんわん泣きました。

 

先客が数名と、スタッフの方が5人くらいいたかな。

涙が落ち着いてからスタッフの方に今までの経緯や苦労を語りながらまた泣きました。

引いたり説教したり、言葉はもちろんそういう空気が一切、ほんと一切ないんですよ。

ずっと「うんうん」「辛かったね」「頑張ったね」と、ただただ静かに耳を傾けてくださる。

家族に繰り返し聞かせるのも申し訳ないからと溜め込んでいた愚痴や弱音が全部出てゆく。

これがどれだけありがたいか、救われるか、がん仲間なら分かってもらえるかと思います。

 
人に話すと伝わるように言葉を選ぶじゃないですか、そうやって頭の中が整理されていくうち、
自分が今まで患者会やがんサロンに何となく行かなかった理由が分かりました。
患者会やがんサロンって、今まさに闘病を頑張ってる方、寛解して仕事をしてる方、
患者の家族、色々な方がいますよね。頑張る、が溢れている。
自己肯定感のライフがゼロの私がその場に入ったら「みんな頑張れているのに、どうして私は
こんなに出来ないんだ、なんで私だけこんなにクズなんだ」を痛感するのが怖かったのだと思います。
 
実際、痛感しました。
辛さを人と比べるのは愚かだと分かっていますが、ここに来てる方は皆さん私より遥かに
大変なものをたくさん抱えながらも働いてたり、子供がいたり、再発に備えたり、精一杯に
頑張っていて、誰もがすごく輝いて見えました。それと同時にすごく惨めな気持ちになりました。
先述の「なんで私は出来ないんだ」です。人の輝きに目が眩むたび、惨めで仕方なかった。
私が歪んだ捉え方をしてるのは分かっていますが、他の方々の大変だった話を聞くたび、
私より大変な思いをした人が私より頑張っている事実に目眩がして、自分は怠惰でやる気も
根性もない甘えているクズなだけじゃないだろうか、というマイナス思考が浮かんで消えず、
帰りの電車でも泣きました。恥ずかしかったけど止まらなかった。
 
30歳を間近に控えてやっと自覚できたこととして、私には自信や自己肯定感がありません。
よく「抗がん剤の治療を頑張ったじゃないか」と言われますが、やらないと死ぬし、
逃げられないから受動的に耐えるしかなかっただけで、能動的に頑張ったわけじゃない。
走るのが嫌いな人でも通り魔に追われれば走るでしょう。そういうことです。
自分から努力しようという気持ちも、習慣も、根性もないわけです。 そりゃ詰むわ。
同人誌のためなら必死になれますが、それは狂気のような愛があるから成せることであって、
己に対してそんな愛は向けられません。この愛は推し専用なんだ…自分は推しじゃないんだ…。
 
自尊心や自己肯定感は幼少期の形成が大切だと聞きました。
「お前なんか産むんじゃなかった」「お前が生まれたから不幸になった」と言いながら、
自分の手が痛くなるのは嫌だからとスリッパや1m定規で私を叩き、ガンの治療費を
出し渋って結局1円も出さなかった親のもとで育ったせいか、自信とか自己肯定感とか
正直よく分かりません。
小さな成功体験を積んでいこう!と考えて早速マギーズさんに行ってみたり、
ハロワのがんサバイバー就労支援専門の相談員の人に予約入れたり色々したのですが、
「○○ができたんだから△△もできるはず!」ここで思考を終わらせればいいものを、
いつの間にか「○○ができたのに△△ができないのは甘え」になって動けなくなります。
自分で自分を責める癖が抜けない。セルフ縛りプレイ。1人でSもMもやってる。忙しいな。
 
書き方が悪くて誤解を生んでもいけないので念のため最後に記しておきますが、
マギーズ東京自体は素晴らしい場所です。
誰からも否定されない。ただそこに居るだけ、を許される。
ただ、私にはまだ早かった。ただそこに居るだけ、をマギーズが許してくれても、
私は「居るだけ」の自分が許せない。
最近、自民党の某議員の「生産性」という言葉が話題になりましたね。
人の心を殺す悪魔の言葉だと思います。実際、私は見事にその言葉が刺さって、
眠れなくなるほど囚われて、生産性のない自分が許せなくなりました。
私は可愛い自分が大好きだったはずなのに。
頑張って生き延びた自分が愛おしくて仕方ないと思えていたはずなのに。
 
話が逸れちゃった。
マギーズ東京は素晴らしい場所です、それは事実です。
私みたいに劣等感こじらせてる人でなければ、すべてのがん患者におすすめしたいです。
何でも話せて、思い切り泣けて、心を軽くしてくれる、とても美しい場所でした。